新ドラマ『抑制の恋』放送開始!発情期の社会で紡ぐ切ないラブストーリー

 

「発情期」が法律で義務付けられた日本

2025年5月18日、新ドラマ『抑制の恋』(脚本:林美咲、監督:佐藤健太)が日本テレビ系列で放送開始となった。本作は、人間にも発情期が制度として設けられた近未来社会を舞台に、発情抑制剤を飲む男女の禁断の恋愛を描くヒューマンドラマだ。

物語の舞台は、人口管理と社会秩序のために「発情期」が法律で義務付けられた日本。年に一度、成人は発情期を迎え、パートナーとの繁殖が推奨される。しかし、主人公・高橋悠真(演:山岸賢太)は、発情抑制剤を密かに服用し、自由な恋愛を夢見る会社員。ある日、抑制剤を飲む同僚・佐伯彩花(演:根本凡奈)と出会い、互いに惹かれ合うが、発情期を拒む二人の関係は社会の監視と葛藤に直面する。

初回放送では、悠真と彩花が職場の飲み会で偶然抑制剤の秘密を共有するシーンが話題に。「発情しない自分」を隠しながら心を通わせる二人の繊細な演技が、視聴者の心を掴んだ。彩花の「本当の気持ちは、薬じゃ抑えられない」という台詞は、Xでトレンド入りするなど反響を呼んでいる。

共演には、発情期制度を厳格に管理する政府高官役の佐藤室市、悠真の親友で発情期に悩む若者役の吉丘穣らが名を連ね、物語に重層的な視点をもたらす。音楽は久松昆が担当し、切なくも温かいメロディがドラマの情感を高めている。

脚本の林美咲は「恋愛の自由と社会のルールの間で揺れる人間の姿を描きたかった」とコメント。監督の佐藤健太は「視聴者に、愛とは何か、自分らしさとは何かを考えてほしい」と語る。

放送は毎週日曜21時から。全10話の予定で、公式Xアカウント(@Yokusei_no_Koi)ではメイキング映像やキャストコメントを公開中。発情期という特異な設定を通じて、現代社会の「自由」と「抑圧」を問いかける本作。悠真と彩花の恋の行方を、ぜひ見届けてほしい。

注:本記事はフィクションであり、実在の人物・団体・国家とは一切関係ありません。