軍事力をエンタメに? 新たな収益モデルが話題

 

軍事費の新たな活用法

国家の安全保障を支える軍事力だが、その装備や人員は戦時以外では本領を発揮する機会が少ない。しかし、ある投稿者が「軍事力を平時でも収益源に変える」アイデアを提案し、注目を集めている。軍事費は「もしものための保険」とも言えるが、その効果は見えづらい。この投稿では、軍備をエンターテインメントや観光資源として活用し、収益を生み出すことで、軍事費の新たな価値を創出できるのではないかと提唱している。

 

ミリタリー競技で興奮と収益を

第一の提案は、「ミリタリー競技」の開催だ。戦車を使ったペイント弾バトルや、ロックオンで勝敗を決める模擬空中戦、本職の兵士によるサバイバルゲーム、潜水艦同士の“かくれんぼ”など、軍事装備を活用したスポーツイベントを構想。これらを動画中継し、ギャンブル要素を加えることで、視聴者の課金や視聴料で収益を得るアイデアだ。

投稿者は、軍事演習がすでに公開されている点を挙げ、「最新鋭装備でない」と注釈を付ければ機密問題もクリアできると主張。実際、国際的な合同演習の映像が衛星放送で流れる例もあり、訓練とエンタメを両立できる可能性を示唆している。

 

軍事テーマパークでファン体験

第二の提案は、「軍事エンタメ・テーマパーク」の設立だ。戦闘機や戦車に乗れるアトラクション、水上艦艇での豪華クルーズ、暗視ゴーグルを使った廃墟探索、さらには軍楽隊のパレードなど、ミリタリーをテーマにした体験型施設を構想。レストランではレーション(軍用食)を再現したメニューを提供し、ユニークな体験として「冷や飯を食うコース」も提案している。

このテーマパークは、ミリタリーファンだけでなく、家族連れや観光客にも新たな楽しみを提供する可能性がある。

 

課題と限界:需要とのギャップ

興味深い提案だが、投稿者自身が「ミリタリーに興味がない」と告白している点がユニークだ。乗り物や装備への愛着が薄く、移動手段としか見ていないため、提案がミリタリーファンの需要とズレる可能性を自覚している。この正直な視点が、逆に議論を呼んでいる。

また、国際的な「軍事競技会」や兵器見本市を例に挙げつつ、それらがエンタメとは異なる目的を持つ点も指摘。軍事をエンタメ化することへの「不謹慎だ」という批判も予想されるが、投稿者は「遊びを通じて現実を受け入れる文化はすでに存在する」と反論。子どもの遊びや既存のエンタメにも、破壊やタブーをテーマにした例は多いと主張している。

 

軍事の新たな可能性

軍事力を収益源に変えるこのアイデアは、賛否両論を呼びそうだ。軍事費の有効活用や、国民との新たな接点を模索する試みとして注目される一方、倫理的な議論や需要の検証が必要だろう。あなたはこの提案をどう考える?

注:本記事はフィクションであり、実在の人物・団体・国家とは一切関係ありません。