スポーツは「崇高なもの」として称賛されるが、本当にそうなのか？ ある投稿者が、スポーツを広告ビジネスの一環とみなし、その過剰な美化に疑問を投げかけている。投稿者は「スポーツ不要論」を掲げ、スポーツ推進派の意見とバランスを取るよう呼びかける一方で、メディアやスポンサーの影響がスポーツのイメージを誇張していると主張。スポーツの裏側にあるビジネス構造とその影響について、鋭い視点で議論を展開している。

なぜスポーツが「崇高」とされるのか？ 投稿者はその理由を「興行」にあると分析。新聞やテレビ局がスポーツイベントを主催する例は多く、メディアが自ら関わるイベントを批判せず、価値を高めるために美化するのは自然だと指摘する。メディア主催のイベントで問題が起きてもスルーされ、広告主以外のイベントなら過剰に問題視される傾向もあるという。

さらに、「eスポーツはスポーツか」論争についても、「既存のスポーツ業界に広告で関与しないゲーム業界への牽制」と解釈。メディアが読者層を引きつけるネタとして、こうした論争を利用している可能性も示唆している。

スポーツは、メディアの広告ビジネスと深く結びついていると投稿者は強調。新聞やテレビの運営費は購読料だけでは賄えず、広告収入が主要な財源だ。スポーツイベントも同様で、スポンサーのロゴが目立つよう設計されている。「観客に見てほしいのはプレーではなく、スポンサーの名前」と投稿者は断言。こうした広告ビジネスが、スポーツの「崇高さ」を誇張し、純粋な価値を過剰に演出していると批判する。

スポーツの美化は、リスクの軽視にもつながると投稿者は警告。「ケガはつきもの」とされるスポーツだが、部活動のような専門指導が不足する環境で、思春期の子どもに過度な負荷を強いるのは問題だと指摘。スポーツの上達が将来の役に立たない場合も多く、「汗の素晴らしさ」だけが強調される状況を「宗教的」と揶揄する。プロ選手を目指すリスクや選手生命の短さも考慮すると、「バカの選択」とまで言い切る。

さらに、「適度な運動」が必要でも、勝敗にこだわるスポーツは「過度な運動」を求めるため、散歩や体操の方が合理的だと提案している。

スポーツの過剰な美化は、人間関係にも影響を及ぼすと投稿者は主張。チームの勝利にこだわる「筋肉脳」の人々が、スポーツ崇高論に影響されて非論理的な根性論を職場に持ち込むケースを指摘する。例えば、「エクセルを使うな」といった非効率な主張や、「苦労は美徳」とする考えは、スポーツの価値観が社会に浸透した結果だと分析。苦労そのものに意味はなく、効率化こそが重要だと訴える。

この投稿は、スポーツをめぐる美化やビジネス構造に一石を投じるものだ。崇高なものとして語られがちなスポーツだが、その裏には広告ビジネスやリスクの軽視がある。あなたはスポーツの価値をどう考える？ 興行としての側面と、個人の健康や楽しみとしての側面を、どうバランスさせるべきか？

注：本記事はフィクションであり、実在の人物・団体・国家とは一切関係ありません。