「こどおじ」批判と「多様性」の矛盾? ネット議論が波紋

 

「こどおじ」批判に潜む矛盾

「こどおじ」という言葉をバカにするように使いながら、「多様性(ダイバーシティ)」を声高に主張する人々がいる。そんな矛盾を指摘する投稿が注目を集めている。投稿者は、「暮らし方すら許容できないのに、性別や人種、国籍、宗教、年齢、学歴、職歴といった多様な背景を受け入れるのは難しいのではないか」と疑問を投げかけ、現代社会の価値観の二面性を批判している。

 

「こどおじ」の起源とメディアの動機

「こどおじ(子供部屋おじさん)」は、5年以上前に匿名掲示板で生まれたネットスラングで、メディアが広めたというより、ネット文化から派生した言葉だと投稿者は説明。ニュースや伝統的メディアが「こどおじ」を取り上げる背景には、「叩きやすい対象」としての役割があると推測する。「抱かれたくない男ランキング」と同様、社会的に批判されても問題ない「オッサン」がターゲットにされていると分析。一方で、不動産業界が実家暮らしを嫌うという説には疑問を呈し、メディアの動機は単なる話題作りにある可能性が高いと見ている。

 

不動産業界と「こどおじ」の関係

投稿者は、不動産業界が「こどおじ」を問題視する動機に疑問を投じる。低所得者の場合、空室が続く物件以外では賃貸契約の審査が厳しい可能性があり、大家にとって「こどおじ」が魅力的な借主とは限らない。高所得者なら、実家の建て替えや購入資金を貯めている可能性があり、賃貸よりも売買需要に繋がると指摘。さらに、親の健康問題で実家に戻るケースも考慮すると、安定した家賃収入の対象として「こどおじ」は不向きかもしれないと考察する。

 

消費と産業の視点

「こどおじ」が一人暮らしをしないことで、家電や家具の需要が減るため、関連業界が圧力をかけている可能性もゼロではないと投稿者は示唆。しかし、こうした憶測は「無限の可能性」として軽く扱い、産業構造の変化に目を向けるべきだと主張。国内消費に頼るのではなく、海外の新興国への投資でリターンを追求する方が、資本主義の論理に合った「真剣な生き方」だと提案する。資本を増やすことに注力すべきだという考えは、現代の経済観を反映している。

 

「多様性」との向き合い方

「こどおじ」批判と「多様性」主張の矛盾は、個人のライフスタイルを尊重する難しさを浮き彫りにする。投稿者は、「犬」という表現を冗談めかして使いながら、資本主義の中で「より稼げる方」を目指す姿勢を皮肉る。この議論は、多様性を口にする社会が、実際にはどこまで個人を受け入れるのかを問うものだ。あなたは「こどおじ」批判をどう考える? 多様性とは、どこまで許容されるべきか?

注:本記事はフィクションであり、実在の人物・団体・国家とは一切関係ありません。