独裁者コレクション公開、会いに行ける元・独裁者|サンクチュアリアの新観光資源

ニセモノ新聞

 

第1章: サンクチュアリア共和国、「独裁者保護区」を観光地化

小国サンクチュアリア共和国(人口420万人)は、長年「落ちた独裁者の最終避難所」として知られてきた。

クーデターや革命で失脚した独裁者が、政治亡命の名目で同国に逃げ込み、高額の「保護料」を支払って豪邸生活を送るのが定番だった。

しかし、財政難に苦しむ同国政府は大胆な一手を打つ。

「独裁者コレクション」と銘打ち、元独裁者たちを防弾ガラス張りの専用住宅に収容し、一般公開を開始したのだ。

「会いに行ける元・独裁者」をキャッチフレーズに、観光収入を狙う。入場料は1人50サンクチュアリア・ドル(約7000円)。すでに初月で観光客10万人を突破し、国家予算の12%を稼ぎ出した。

 

第2章: 落ちぶれた独裁者の日常が丸見え

施設は「ディクテイター・ビレッジ」と命名され、元独裁者ごとにテーマ別住宅が用意されている。

・A元大統領(黄金トイレで有名):朝から庭で日光浴、昼は豪華ランチ、夜は衛兵とトランプ

・B将軍(大量虐殺疑惑):独房風の部屋で読書三昧、時折ガラスに張り付いて観光客を睨む

・C独裁者(豪華宮殿建設で国庫空に):プールで浮き輪遊び、元側近の亡命者家族が遠巻きに見学

観光客からは「昔は怖かったのに、今はただのおじいちゃん」「人間動物園みたいで面白い」と大好評。

ただし、恨みを抱く元国民も多く訪れ、ガラスに向かって罵声や投石を試みるため、防弾ガラスは厚さ10cmの特注品。政府関係者は「観光収入の一部はセキュリティ強化に充てている」と説明する。

 

第3章: 国際社会の反応と倫理問題

国連人権理事会は「人権侵害の加害者を観光資源化するのは許されない」と非難声明を出したが、サンクチュアリア政府は「彼らは政治亡命者であり、自由意志で施設に滞在している」と反論。

実際、元独裁者たちは「外に出たら暗殺される」「ここなら安全で食事も豪華」と施設生活を満喫している様子。

ある元独裁者はインタビュー(ガラス越し)で「昔は国民が俺に会いたがっていた。今も同じだろ?」と笑顔で語った。

観光客の半数は元支配地域出身者で、「復讐心を癒すセラピー」との声も。政府は今後、VR体験「独裁者と1分会話プラン」(追加料金)を検討中だ。

 

第4章: サンクチュアリア経済の起死回生なるか

同国観光局は「2026年末までに独裁者在住数20人、年間観光客500万人」を目標に掲げる。

すでに新施設「ジュニア・ディクテイター棟」(後継者・家族用)の建設が始まっており、長期滞在型リゾート化が進む。

経済学者は「ダークツーリズムの極致。倫理はさておき、経済効果は確実」と評価。

次なる入居候補として、ある中東の元指導者の名前が囁かれている。

※この記事はフィクションであり、実際の国・人物・出来事とは一切関係ありません。