無知で犯す罪のほうが重い
バグダッド国連本部テロはいろんな意味で衝撃的だった。同時に何故か、この間聞いた「アメリカではイラク戦争の米英軍の被害報道を日本ほど詳しくしていない」というのを思い出した。また、情報は氾濫しているようでソースはひとつであり、メディア側も他の誰かが流した情報を二番煎じで利用しているに過ぎない場合もあるということを。そこに幾らかの梃入れがされているとはいえ、である。
自分への戒めとして思ったのだが、どうも自分が知っていることは多くの人が知っていると思いがちである。日本と同じ報道を海外でもしていると思ってしまいがちである。それは私の国際意識のなさに起因するところが大であるが。また、メディアの一般見解というものが、しばしば一個人の意見が再度利用された上に成り立つ偽りの統一見解である可能性もある。それを鵜呑みにはしてはいけないと改めて思う。それから、情報には少なからず偏向があることを。
それを踏まえてひとつの懸念を抱く。米軍に挑むほど北朝鮮は無謀なことはしないと言われるが、その米軍の力を北は把握しているのだろうか。知っていて犯す罪より、無知で犯す罪のほうが重いとある人は言った。知らないことの幸せよりも、知らないことの不安を抱くほうが健全な気がしないでもない。
米軍基地があるから狙われる
ラジオで米軍基地があるから日本は狙われる、北朝鮮の敵になっているといったような発言をするリスナーがいた。おまけに、日米安保、アメリカの傘は全く役立っていないと言い切った。こういう考え方をする人ってのもいるんだなぁ~としみじみ思った。どちらかと言うと、嫌いなタイプなんだけど。感情論で何もかも語る感じだったしね。
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