代議士秘書 永田町、笑っちゃうけどホントの話

記入日:2003/10/23

「代議士秘書 永田町、笑っちゃうけどホントの話(飯島勲 著)」を読み終えた。本当に笑ってしまう話が書いてあるが、よくよく考えると笑ってはいけない。悪い意味で。この本は政治家・秘書がそれぞれどんなものか、よく見えてくる一冊ではないだろうか。

中でも興味深かったのは、ある一人の運動員に毎日決まった時間に紙くずの入ったダンボールを運ばせる話(運んでる本人は入っている物を知らない)。この運動員はごく普通の運動員だが、警察には怪しい奴として連絡することでマークさせる(他の運動員から気をそらさせる)。

選挙が終わると捜査がはじまるが、その運動員が真っ先に疑われる。他の運動員には、その運動員のことを聞かれたら「アイツは口が堅い」というように指示しておく。こうして尋問しても吐かない(何も知らないから)彼を警察は口の堅い奴だと思い、事務所では警察が調べている隙に、違反者の証拠をきれいにするという作戦が書かれている。一応、これは著者がやったわけではないと断っている。

なんだか、三国志や某スペースオペラを思い出してしまうような戦術で、思わず政治家秘書を主役にドラマを作ったら案外面白いかもとのんきなことを考えてしまった。陳情や儲け話の類はコメディになりやすいだろう。水死体の発見の仕方などを見ると、秘書って何でも知ってるんじゃないかなんて思えてくる。

今、選挙前ということで、気になったのはポスターの話だ。ポスターを貼る掲示板には番号が書かれているが、この番号を選挙管理委員会で引くことから選挙活動がはじまる。ポスターが早く貼り終わる候補者には、それだけ支持者がいるということになる。丁寧に貼られているかどうかで、どれだけ期待されているかもわかるというのだ。なるほどなと思いながら、次の選挙で参考にすることを考えた。

心を殺された私 レイプ・トラウマを克服して

「心を殺された私 レイプ・トラウマを克服して(著 緑河実紗)」を軽く読み返した。買ったのは1998年だったと思うが、今読んでも強姦という犯罪の罪の大きさと刑の軽さにショックを受ける(著者の男性観やガードに関することは別にして)。

人が困難に陥ったときに頼る物には、知識、経験、感性、知人、運勢、宗教、根拠のない自信、何らかの力(権力、金、名誉……)がある(危機を感じない愚かさを持つ人以外は)。著者の場合は、知識を前提にしている印象を受けると思う(というか、分析というつくりだ)。

自由ばかりを求めて責任は忘れて

最近、悪いニュースを見るたび、自由と責任がともにあることが忘れられているのではないかと思う。自由ばかりを求めて責任は忘れて……ってね。何でもかんでも専門化していき、自分の仕事以外の労働は一切しない気もする。まぁ、根拠はないけどね。

今日のアクセスのテーマは「イジメも暴力行為も中退者数も減少 あなたは、今の学校教育は良くなっているとおもいますか?」だが、減少しているのは生徒数が減っているから当たり前と言えば当たり前だ(あくまで者数、割合ではない)。増えるのはかなり問題がある。不登校の生徒が減ったと発表されたときも、スクールカウンセラーの効果が出たとあったが、少子化の影響の方があるのではないだろうか。

 

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