シンドラーのリスト

記入日:2003/11/10

何となく、久々にシンドラーのリストを見ました。すっかり内容を忘れていたので、序盤のシンドラーにびっくり。なんと言うか、いつの間にかあまりも聖なるイメージで彼を見すぎていたようです。

ついでに、人の裸にモザイク処理がないので驚きましたが、元々モザイクって何のためにあるのか疑問ではあります。見せないことで何か大きな利点があるのかな? 実物を知らないより、知っていた方が初体験の際によろしいのでは? モザイクかける国って日本くらいっていうのを何処かで聞いたような気もします。

それから、シンドラーが救ったユダヤ人の数を聞いた後、思わず杉浦千畝という人の凄さに改めて感服しました。役職的にシンドラーより権限は強かったのかもしれませんが(それでも国家に背かなくてはいけなかった)、その数は尋常ではありません。彼も是非映画に、とは割と誰もが思うような気がします。ただ、ドラマ的な派手さでは負けそう?

ところで、寒くなってきましたね。家の前の木々もすっかり葉を落としています。ここで一句(句の心もないのにやる私)。

寒いのに、衣脱ぐのか、木々たちよ

3×3EYES

久々に3×3EYESを読み返した。31巻で買うのをやめていたマンガだが、再び読んだ勢いで続きを買ってしまった。買ったと言っても最終巻のあたりだけだ。書店に行ったが見つからなかったので仕方ない。

今読むといきなり无になった八雲が、无という事実から逃げない、戦いも怖がらないということに「精神的にも人間じゃねぇなぁ~」と思えてくる。序盤のアジアを主な舞台とした展開のほうが面白いと思うのは今も昔も変わらない。あの頃はマンガでリアルっぽい中国や香港(返還前)を見るのが新鮮だった。

マレーシアでの「アジアのがん細胞日本人」発言を筆頭に、数々の反省すべき日本人という風潮に、この作者ってそっち系の人だったのかと今更思った。それにしても、格闘要素のあるマンガの敵にはどうして上下関係があるのだろう、またどうして四天王的な存在が必ずといっていいほど出てくるのだろう。なんだか、読んだ子供が無意識に縦社会は悪と刷り込まれていくような気がしないでもない。

 

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