ロケット打ち上げ失敗

記入日:2003/12/02

ロケット打ち上げ失敗から数日、ラジオ番組のアクセスでその是非が討論されることになった(リスナーが電話をかけてきた時点で聞くのをやめていますが)。注目すべきは、中国との比較だろうか。有人飛行を今時ひとつの国だけで行うメリットを疑問視する声もあるが、とりあえず素人目にはすごいと思える。当然、それに比べて日本は……となる。

しかし、今日やっていたエンジンの話を聞くと、両者を比べて遅れている遅れていないと議論することがおかしくも思える。中国のはミサイルのエンジンであり、既に開発し尽くされたもので、膿は出し尽くされていて失敗はないという。

対して日本のは開発中のエンジンであり、まだ膿は出尽くされていないのだという。エンジン自体で言えば、日本のエンジンは複雑なもので技術的に新しく、中国もいずれこっちの方に移行してくるのだという。

私はこういうのに疎いので、どこまで信じていいかわからないが、興味深く聞かせてもらった。新聞会社では政治部、経済部、社会部に比べ、科学部はヒエラルキー的に低い(?)と何処かで読んだのを思い出し、あまり力を入れていないせいか、記事もあまり深く掘り下げられていない感がある。

王立宇宙軍~オネアミスの翼~

ロケット。その名を聞くと、マニアックな私は「王立宇宙軍~オネアミスの翼~」を思い出さずにはいられない。宇宙飛行士に記者が「ロケット打ち上げ費用で何千人もの飢えた人々が救える。このことについてどう思いますか?」といったような台詞が真っ先に思い浮かんだ。

ロケット開発には多くの企業が参加し、新たな技術に挑戦することで、技術レベルの底上げがされ、やがてそれが経済にプラスに働くという指摘が今日の番組でもあったが、そう言われるまでもなく、いつだったかのプロジェクトXを思い出した。

 

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