好きなのはカツカレーなのか
最近、カツカレーにはまっている。カレーとカツ、それぞれ片方だけで食べると、それはカレーとカツに過ぎない。しかし、一緒に食べるとそれはカレーとカツではない。カツカレーである。
カツはソースや醤油をかけたのでは味わえない、特別な味のカツになる。カレー自体には大きな変化はないが、視覚的にゴージャスな料理に早変わりする。書いていてわかったのだが、どうやら私はカツカレーではなくカレーのかかったカツが好きなようだ。
カツは高級な肉でない方がいい。安くて少し柔らかめで、ころもがサクサクなものがいい。そこにカレーのルーがかかってシメッとなり、カツの肉感にカレーの味が付く。カレーが少し甘めならなおいい。
かぶりつくとまだサクサク感の残ったカツが最後のサクサクッという音を立て、その後に肉の歯ごたえがやってくる。カレーによって肉の生臭さもなくなり、カツは非常に食べやすい肉としてかみ砕かれる。脂っこいカツを食べた後には、カレーのかかったご飯を口に入れて、シンプルな米のうまみをかみしめるのだ。ん~、うまい。
元々カツにはソースをかけるが、そのソース自体(日本の)原料に果実が含まれることから考えてみても、豊富な果物(ルーの成分として)や野菜が含まれるカレーは、カツのソースとして十分合っていると思われる。日本人的にだが(日本のソースに関しては美味しんぼの最新刊に詳しい)。
しかし、こんなことはまじめくさって書くものじゃないな。
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