最後のリサーチ

記入日:2004/03/07

特命リサーチが終わってしまった。ちょっと怪しげな科学番組として好きだったが、最後のリサーチ(二本立てだったが)がダイエット方法のまとめという辺りに哀れさを感じる(これでは「あるある~」ではないか……)。UFOにUMA、心霊現象に不可思議現象を科学的に徹底解明というあの文句が懐かしい。

「現在調査中、判明次第追って報告する」予定だったものの幾つかが気になるが、終わるのだからどうしようもない。後番組に何が来るかと思ってみていたが、期待したものではなかったので、これで心おきなくジャンクスポーツが観れる。これで民放の科学的な番組は……。江角マキコの恋愛の科学も割と好きだったのだが、もうやらないのかな?

NHK人間講座

NHK教育でPM8:45からやっている手話を偶然観て驚いた。

何だ、このもみあげの長い人は?」

そう思わずにはいられない、インパクトの強い人が出ていた。NHK教育は油断のならないチャンネルだ。なにげにチャンネルを合わせると想いもしないほどショッキングな映像に出くわすからだ。その最たるものは小学生向けの理科の番組出てくる人形だ。小学生時、あれをおぞましいと感じたのを覚えている。

それはそうと、比較的好きな番組もある。最近、「NHK人間講座」を楽しみにしている。内容はと言えば、「三国志の英傑たち」と題して文字通りのことをやっている。作家の北方謙三氏が語り手となっているが、彼はどうも呂布を贔屓にしている感がある。まぁ、様々な資料から人物像を想像するわけだから、いろんな見方があっていいわけだけど。

ゲーム世代としてはどうしても「裏切りの呂布」が拭えないので、あまり賛美されると「えぇ~?」となってしまう。様々なゲームにおいて、養父殺しの彼の忠誠心パラメータが0っていうのは、劉備の息子のパラメータと同じくらい印象深いのだから。

モナリザの謎に迫る

モナリザの謎に迫ると題したテレビ番組を観た。モナリザの顔が左右対称ではないどころか、右と左では表情自体が違うために「何かおかしい」と思い、我々が惹きつけられているのだという分析には驚かされた。

左右の違いは表情だけではなく、その角度にもある。左半面が正面から捉えているのに対し、右半面は少なくとも10~15度上から見下ろしているのだ。その「二つの顔」を何故持っているのかの謎解きが面白い。

また、背景の左右の終わりが繋がることや、著者のレオナルド・ダ・ヴィンチの生涯についての話も面白かった。「最後の晩餐」で見つかった釘の後から、ダ・ヴィンチが遠近法を使っていたことがわかる下りも良かった。

しかし、あの「ダ・ヴィンチの発明品を再現」はどうだろうか。パラシュートはまだいい、立派な物である。問題はあの木製戦車だ。「その姿から敵を圧倒したに違いない」というのは強引すぎないだろうか。せっかく作ったし、その映像を使うにはそうしないといけなかったんだろうことは痛いほどわかるけども。

どう考えても、あの戦車は火矢を一発浴びて炎上するのがオチだ。なんてたって人の歩く速さよりも遅いもの……。全方向に砲門が付いてるけど、その砲門の間が死角となっているしねぇ……。モナリザだけにしておけばいいものを、わざわざあのヘンな戦車を持ち出す辺り、UFO特集などヘンなものが好きだった日テレらしいと思わなくもないが。

 

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