彼氏がいるから

記入日:2004/08/06

今日は飲み会だった。参加総数50名と幹事の方は言っていたが、個人的にはそんなにいたような気がしない。でもまぁ、結構な人数がいた。その飲み会に講義が同じ(それも6つ)知り合いを誘った。あまりにも講義が同じなので、前期の終わりに声をかけて話すようになった知り合い(女性)である。

日中の仕事が忙しいのと、モチベーションがあがらないこともあって、彼女は講義を休みがちだったので、レジュメなどをコピーさせたり、手書きのレポートを認めない授業では授業中に抜け出してタイプしてあげたりした経緯がある(彼女は学内のPCの使用許可を取っていない{最初に取るものなのだが})。

そういう風な親切がかえって「気がある」と彼女に思わせてしまったのかもしれないが、「結構暇なんで、気が向いたら飲みにでも誘ってください」と言ったら「彼氏がいるから」と言われてしまった。誘う前に、私「こっちには友人が少ない」 彼女「結構多いんじゃないの?」 私「みんな結婚してるから(休みも家の用事で忙しいから、なかなか誘いづらいという意味で)。結婚していないですよね?」

という流れがあったことも要因だと思うが……。

こちらとしては誤解される要素が多々あるので強くは言えないが、何も「彼氏がいるから」と冷たく突き放さなくてもと思わなくもない。その後、返答に困って、笑いながら「相手にされるとは思っていませんから」と言ったら、「私こそ」という気まずいやりとりがあった。何でこう、こじれてしまったのだろう……。

しかし、本当の問題は飲み会の後に、彼女から飲みの誘いのメールがあったことだ。レジュメとかコピーさせてもらったし、とかいう同情的な理由による誘いだったらかえって辛いなぁ~などと思ったり思わなかったり。何だかもう、振り向いてくれない片思いの相手を待つような心境に強制的に陥らされた感じだ。別に好きな訳じゃないのに(まぁ、綺麗な人なので、まったく下心的なものが無かったと言ったら嘘になるとは思うが)。

余談ではあるが、あのメールをもらう前、彼女が参加しなかった二次会では、この「彼氏がいますから」という発言を笑い話にしていた。こんなことを言われたんですよと言うと、これまた講義がかぶっている主婦の方が、「ちょっとキツそうな感じの人だったよね」と言うので、横にいた同い年の男性が「どのくらい?」と聞いてきたので、「○○さん(その主婦の方)よりも」といったら、「そりゃ、相当きつい」と彼が切り返して笑いが起きた。

その男性と主婦の方をそういうキツいキャラに仕立て上げて楽しんでいたのだが、家に帰ってメールを見て返信した後、よくよく考えてみて彼女の同情心を感じ始めてからは、考え過ぎかもしれないと思いつつも、少しいたたまれない気持ちになっている。

このネタの後に

「恋愛は仕事のない人々の仕事である モンテスキュー」「恋はあつかましくなければ出来ないものだが、本当の恋はあつかましいものには出来ない 武者小路実篤」

 

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