百日咳で痩せた友人

記入日:2004/10/23

久々に同郷の友人と飲んだ。飲んだと言っても、彼は酒を一滴も呑んではないはない。百日咳を患ってついこの間まで入院していた彼である。いまだ薬を飲み続けている身で、酒は控えるようにと医者から言われている。自分一人酔っぱらう気もしないので、私もビールを一杯飲んだ後はウーロン茶を飲んだ。

私にしては珍しく、結構な時間彼の話に耳を傾けた。いつもなら、どちらか一方がずっと喋っている場合、それは私の方だった。彼が適当な相づちを打ち、私は喋り続けるというのが私たちの会話だった。そうでない場合はお互いに同じくらい言ったり聞いたりする。

彼の話を聞き続けたのは、彼がいつになく話したそうだったからということもあるが、その痩せてしまった体にいつも以上の気遣いをしなくてはという思いに駆られたからだ。春先に会ったときは不自然に通り腹が出ていたのだが、その面影すらなくなっていた。腹だけ見たら今の方が健康的に見えるというのは皮肉的ではあるが(入院後、食生活を改めたことも大きいだろう)。

江戸東京博物館

友人宅に一泊し、午後から彼が行きたがっていた江戸東京博物館に行った。その名の通り、江戸時代のものを紹介している博物館である。館内はなかなか広く、延々と続くかのようなエスカレーターで上まで登り、様々なものを見ながら下ってくるようになっている。

客層は若いカップルからご年配、外国からの旅行者とおぼしき人たちまで様々である。特に国外のお客さんが目に付いた。また、その通訳をするボランティアの方も。私としては、展示物がどうこうよりも、若いカップルを見ながら、彼女とこういったデート的なものを日中していないな、いつも飲みに行って家に泊めてというパターンだなと少し反省した。

 

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