恋の駆け引き

記入日:2004/12/04

気になっている女性がいる、わけではない。また、私の悪い癖である。特に好きなわけでもない人なのだが、相手が自分を少しは意識しているのか試してみたり、気になっている素振りを自ら演出したりする。恋愛ゲームもどきを愉しんでいるのかもしれない。

今のところ、相手はまったく私を意識していない気がするのだが、どうもしっくりこないところがある。以前、私がホームページを持っているという話になったとき(私の友人が話した)、URLを教えてといわれたので教えたとき、「もし、うまく見られなかったら連絡を」とメルアドも教えたのだが(気があるなら連絡してくるから)、この間 地方局の番組の録画を頼んだら「撮れなさそうだったら連絡するから」とメルアドを聞かれた。つまり、前に教えたことを忘れている。この時点では、全然意識されていないのがわかる。

しかし、先の放送を録画できなかったのに連絡が来なかった。単に忘れただけだろうが、メルアドを知っておきたかっただけなのかなという見方もある(前に私から教えられたときは、どうでもいいので覚えていなかったが)。我ながら凄い飛躍だなと思わなくもないが、春からずっとある授業で隣に座っている彼女が、後期になって前よりも早めに教室に来て私と談笑していることを思うと、そんな考えを巡らしたくもなる。まぁ、卒業がかかっているので気合いが入っているというのが実際のところだろうけど。

それから、前期の授業後はよく「お疲れ様でした」と言ってさっさと先に帰ることがあった彼女だが、後期は「お疲れ様でした」を言って先に去ろうとはしなくなった。前期は気が向けば一緒に帰る彼女だったが、後期はできたら一緒に帰るになっている。もっとも、今日は図書館に寄るとかで一緒に帰らなかったが、これも飛躍して考えると「俺も図書館に行こうかな」と私が言うのを期待し、一緒になる時間を作ろうとしているという考え方もできる。なんだか、もてない男の妄想が過ぎたようだが(わざとやっています)、このくだらない発想が楽しめるのも恋愛もどきゲームならではである。

合コンもどき

東京に出向になった同郷の友人に、東京の友人を作ろうと学内の友人を紹介した。同郷の友人と昼過ぎに最寄り駅で逢い、学生演劇を観たあとに学生食堂で学友と待ち合わせた。友人は男性で学友は女性であるが、決して異性としての紹介ではない。現に、彼女には彼氏がいる。彼女をセレクトしたのは、彼女がよく土曜の昼過ぎに学生食堂でゆったりしているからということと、私や彼と年齢が同じだということがある。

かくして、ちょっとした同級会のようなものが開かれたのだが、そこに彼女の友人で私にとっては知人的な同じ学校の女性がやってきた。彼女にも彼氏はいるのだが、端から見れば2対2の合コンに見えるかもしれない。ちなみに、後から来た彼女も同い年だったりする。

そこで私の女性遍歴が暴露された後(釣っては放す、釣った魚には餌をやらない等々……;実際には女運が悪く、ロクでもないのを相手にしてきた結果だと思っている)、後から来た彼女は用事があるので帰った。

その十数分後、今度は私があらかじめ呼んでおいた女性が来た。今日の趣旨は彼の友人を増やそうということなので、都合が付きそうな人には取り敢えず声をかけておいたのだ。こっちの彼女には彼氏はいない、はず。

ここでは私が呼んだ彼女がイギリスに留学した経験があり、巣鴨で生まれ育った(今でも住んでいるが)ことを聞いた最初からいた彼女が、知り合いに同じように巣鴨出身でイギリスに留学経験のあるNHK勤務歴のある女性がいることを話して、巣鴨にはイギリスと繋がる何かがあるのかという話になった(後々メールで更にもうひとり同様の条件の方がいると報告された)。

まぁ、何のことはない雑談タイムが過ぎていったのだが、さすがに三時間近くも話しているとネタに困るなと個人的には思った。何せ、ほとんどが初対面同士である。彼らをつなぎとめているのは私だけなのだから、間に入って盛り上げようとか、それぞれの仲を良くしようとかいろいろ気を遣う羽目になった。まぁ、たいしてやってはいないのだが……。雑談タイムの後は私が授業にでて、授業終了後は彼と飲みに行った。

損な性分

昨日 家に泊まった友人の風邪が悪化したため、今日の予定は変更して午前中に彼と別れた。彼の具合は朝起きたときはだいぶ回復したようだったので安心したのだが、外に出て冷たい風に当たるうちに悪化したようだった。寒い中を歩き回らせたことを悪く思うと同時に、まったく別の用件のことに関しても引け目のようなものを持ち始めた。

それはハッキリ言って相手に非があると言っていいことなのだが、そのことで若干批判めいたことを私は言ったつもりである(今振り返ると、たいして批判的でもないのだが)。それが今になって悪いことをしたように思えてならない。何故だろう? 相手に不備があったと思っているのにこう思えるのは……。それはやはり、例え相手に不備があったとしても、それを言ってしまうことで相手が私に不快感を示し、私の印象が悪くなることを恐れているからだろう。つまらない人間だな、私は……。/p>

だからそう、最近連絡を取っていない 関係の自然消滅を狙っている彼女に対し、「お前は俺がすべて悪いように思っているかもしれないが、自分の性格の悪さを知っているのか」と、具体例を挙げて言い放ってみたいという気持ちを実行に移しても、私という人間にとっては言わないでおくストレスよりも、言ってしまったストレスの方が大きいのだろう。悲しいではないか、文句を言って楽になれない人間というのは。しかし、これが私の性なのだ。

 

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