恋の行方を見守る会

記入日:2004/12/15

同じ語学のクラスで飲むことは何度かあった。その中である男と女をくっつけようという動きがある。一番年下の男子を遊び半分で同じクラスの女子とくっつけさせようとする先輩男子の計らいというか、遊び心のようなものだ。何度か家に泊まったその男子は、そのことに嫌な素振りを見せていたのだが、今日 偶然にもそのふたりが一緒に帰っているところを見かけた。

何というか、複雑な心境だった。よかったねという気持ちの他に、意外にもちょっと残念な気持ちもあったのだ。そう、彼女に男ができることへの残念さとでもいうのだろうか(もっとも、彼女には既に彼氏はいる。ただし、ダラダラと続いているだけの)。

少なくとも私は彼女に対して好意は抱いていないし、恋愛対象として捉えられない部分がある。なのに、そう思うのは、出会ったすべての女に私への好意を持たせたいというくだらない野心のようなものがあるからかもしれない。

また、あの男でも引き寄せられるのかという見下した部分でのショックもあったのかもしれない。どっちにしろ、私は失礼な奴に極まりないが、本気の恋愛をしていない自分への一抹の寂しさを感じた点からすれば、かわいそうな人間だなと自ら思えるのである。

ニアミス

授業後、その授業の面子で飲みに行った際、店外で席が空くのを待っていたところ、店内から例の彼女が出てきた。彼女は足早にその場を通り過ぎていった。私に気付いたかはわからないが、気付いていて無視していたような気がする。その後ろ姿に怒りのようなものを感じたからだ(いつも不機嫌そうな顔をしているのだが)。

彼女とは一ヶ月前に彼女から来たメールを境に連絡を取っていない上に会ってもいない。付き合っていたのかどうかさえ、今となってはあやふやなままではあるが、間違いなく今月のいつかである彼女の誕生日&クリスマスは何らかのイベントを期待していた可能性がある。それへの期待が外れたことへの怒りがあるような気がしないでもないが、あのムカツク女を再び相手にする気にはなれない。

ふたつの忘年会

最初の忘年会で例の彼女と再会した。会ったと言っても「お久しぶり」と軽く声をかけたに過ぎない。もっと長くいれば話したのだろうが、次の忘年会に行かなくてはいけないので一時間程度で切り上げた。別の忘年会に行った後、彼女から「私がいたから気分を害して帰ったの?」というメールが来たので、そうではないと書いて返信した。

ふたつの忘年会は最近毎週のように飲んでいる面子との飲み会だった。普通なら滅多に会わない面子で行う前の忘年会を優先していいようなものだが、やはり彼女と話しづらいものがあったので逃げたのかもしれない。いや、こっちの忘年会にいつも来ないある人が来ることを期待していたのかもしれない。

まぁ、結局はいつもと大差ない面子で忘年会となった。で、帰りの電車がなくなった人が家に来ることになり、この間家で吐いた奴がまた来て吐いた。最後の最後まで同じことの繰り返しである。

 

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