NOと言える日本人

記入日:2005/02/14

この間 家飲みに来た人の彼氏に会った。人の意見に対して、自分がNOだと思うことは、相手のことを察することなくNOと言うところは、正直私には受け入れがたいものがある。だが、世界を飛び回る仕事をしていれば必然的にそうなるのかもしれないし、またそれでいいと思わなくてはやっていられないのだろうかなどと少し考えた。まぁ、考えたといってもそれはほんの一瞬で、後は単なるゆるい酒の席、いや お話会であった。

家飲みと言えば、ある男性の醜態には私が思っていた以上に反感が集まっていたらしく、「彼とはもういい」という意見が出ていた。その彼を某団体の行事に呼びたいという友人の彼氏に、彼女は他のメンバーが前の飲み会でその酔いぶりに引いていたことを強調していた。半ば彼のことが嫌いになり始めた私としては、ちょっとホッとするところがある。自分だけ彼を「嫌な奴」として扱うと、自分が「嫌な奴」に見られるのではないかという稚拙ながらも意外と大きな心配があったからだ。

嫉妬分析

昨日、友人の彼氏の気質について、相手の気持ちを察することなく人の意見にNOと言える人だと書いた。それは、何かこう私に突っかかってくるようなところを感じたから書いたところがある。ただ、よくよく振り返って思えば、ある種の嫉妬にも似た感情が私に向けられていたのではないだろうか。

私は友人である彼女が飲みたいと言ったカクテルをあの日用意したが、それに関してそのカクテルが好きでわざわざそのカクテルの本場であるブラジルまで行く彼が、自分を差し置いて彼女が他の男に作らせたのは面白くはないだろう。現に、「それだったらオレの方が詳しい(事実、そうなのだが)」といった風に彼女のホームページ上で熱く語っている。

しかも、そういう彼の姿勢を『対抗意識』と彼女が言うもんだから、ライバル心のようなものを燃やされてしまった気がしないでもない。今回、家飲みをするに当たって私が参加者にメールで送った地図に、彼女はちょっと感動したらしく(たかだか数人の飲み会に地図まで、と{私は気分転換に作っただけ})、わざわざ彼氏にそのメールを転送したという。私がカクテルのメニューを作ったら、彼女はその写真を撮ってホームページに載せている……。そういった彼女の他の男を持ち上げるような言動が、彼氏としては気にくわなかったのだろう。

ただ、その感情に本人がどれだけ気付いているのかはわからないが。

朝の地震

朝方、地震があった。そのとき、私はベッドに寝ていたが、激しい揺れを感じたので目が覚めた。目は覚めたものの、まだ眠気の方が揺れの恐怖に勝っていたので、じきにおさまるだろうくらいの気持ちで布団の中にいた。予想通り、間もなくして揺れが小さくなってきたので私は再び眠りについた。

朝起きて、自分が地震の揺れで目が覚める人間だと知って少し意外だった。今の今まで、この手のことでは決して起きなかったのだから。ただ、問題は別にあった。目玉焼きを焼こうと、ガスコンロに火を付けようとしたら火がつかなかった。

壊れたのかと一瞬だけ思ったが、今朝の地震を思い出して「ああ、安全装置みたいなものが働いたのか」と思い直した。となれば、下の階に降りて、ガス装置のボタンを押してこなくてはいけない。だが、外は雨である。出るのが非常に億劫だったので、目玉焼きはやめて卵かけご飯にしたら、ちょっと下痢気味になってしまって、職場のトイレに何度と無く駆け込む羽目になった。

 

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