何気ない日常を深く考える

記入日:2005/03/09

「2004/12/04」の続きである。彼女は卒業が決まって後は内定している会社に入社するだけとなり、大学内でのアルバイトも終えようとしている。つまりもう会う機会がなくなりつつあるということだ。彼女にあるものを貸した私としては、その前に回収しておきたいところなので、その旨を書いたメールを送り、今日会って返して貰うことにした。

もう会わなくなるので仮に何かをして気まずくなっても大きな問題はないと思い、ちょっと手を出してみようかと思ったり思わなかったり。そんな気持ちのまま会い、軽く談笑したところで、彼女が一ヶ月ほど前に海外に旅行に行った際に私に買ったお土産を忘れたと言った。わざわざ買ってくるのだから、その他大勢の知り合いとは見られていないだろう。もしかしたら、いろいろと世話になったからという気持ちからかもしれないが。

ただまぁ、それを忘れてくる辺り、何を考えているのかわからない彼女らしさとも言える。これでまた会う必要ができたとも考えられるが……(私も、ものを貸した際に、会う機会を作るために貸したようなところがある。気まぐれ的に落としてみたい欲求に駆られて)。

その後、彼女は図書館に用事があると言ったので、そこですぐに別れることにした。別に何でもない日常のやりとりだが、いろいろ思いめぐらせれば面白いところがある。ただ単に彼女に用事があったと言えばそれまでだが、あの唐突に思い出したかのような顔に別の意図を感じる。

図書館に行くと言うことで、私と帰り道を一緒になることを避ける狙いがあったということが第一に浮かぶ。だが、彼女の言を受けて私が「それじゃ」と帰ろうとすると、彼女は「この後は家に帰るんですか?」と聞いてきた。さっさといなくなってほしい相手にわざわざそうは聞くまい。そうなると、貸したものを受け取るためにわざわざここに寄らせてしまったのかという確認をしたかったのか、もしくはこの後用事もないのなら一緒に図書館に行くと言って欲しかったのではないかといった想像ができる。まぁ、勝手にしているだけだが。

こう考えると、何気ない日常の一幕におけるやりとりでも、その真意を見ようとなるとなかなか見れぬものだと面白みを感じる。何とも大げさではあるが……。ただ、あるとき同じ語学のクラスの女性に彼女のことで「鈍いんじゃないの?」と言われたことがあるのをふと思い出し、面白いとか言っている場合ではないのかもしれないなどとちょっと思った。

省エネ推進

前に省エネ家電の大幅割引を国が支援したらという話を書いた(過去の日記はページ右下の前月の文字をクリックすると見られる)。それと思いを同じくするような団体があったので紹介したい。某紙に掲載されていたのだが、「NPO法人 足元から地球温暖化を考える市民ネットえどがわ」がそれにあたる。ホームページもあるので、もしよかったら検索されたい。

 

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