いい男と出会う方法

記入日:2005/06/02

心理系の授業に出ていたところ、前の席に座った女性が読んでいる本の文章が見えた。「いい男と出会う方法」「話はするより聞いた方がいい」「いい男には自然体で出会う」「プラスの言葉を使う」等々、モテるマニュアル的な見出しが続く本だった。

心理系の授業でこのような人を見ると、人間関係というか、日常で普通に身につける人とのコミュニケーションスキルを習得せずに大きくなった人が、本に頼って必死になっている様を感じずにはいられない。

そして、もしかしたら心理系を学ぶ人の多くは、彼女のような(断定してはいけないのだが)コミュニケーション能力欠如者が、心理学の力を借りて付き合い上手になろうとしている気さえしてくる。言い過ぎだな。

思わぬ別れ

昔からの友人に電話をかけたところ、思いも寄らぬ言葉が返ってきた。「会社を辞める」という一言に一瞬言葉が出なかった。ただ、今にして思えば、その伏線は何度と無くあった。「こんなことはいつまでもやっていられない」という彼の思いは会うたびに聞いていた気がするからだ。

退職後は故郷に帰り、次の職場で働くことが決まっているそうだ。だから、次に会うときはお別れ会となる。一緒に東京に来れたことは幸運だった、今思えばこの街でもっと会っていればよかった。出会いが突然なように、別れもまた突然である場合が多い。後悔のない付き合いをすること難しいが、せめて後悔しないようにすることが大事だと、これからの友人との付き合いの教訓とする。

 

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