中華料理屋天空

記入日:2005/06/19

昨日、友人と糀谷駅近くの中華料理屋天空に行った。ここは彼の家に泊まったとき、何度か利用したお店である。以前、トカゲ酒、イグアナ酒を呑んだ店であり、そういうゲテモノメニューが載っている店である。昨日はいつも食べる激辛麻婆のほかに、辛さのランク(店のメニューには辛さに応じて唐辛子のマークが付いている)で最高の4とされているものを食べた。確かに辛かったが、食べられないほどではなかった。

ただ、最終的に残してしまったのは、もはやお腹がいっぱいになって何も入らなかったからである。鉄鍋餃子、もつ鍋、クラゲのサラダ、麻婆豆腐、日替わり前菜(だったかな?)……。他にも頼んだが、もはや記憶にない。とにかく、腹一杯食べた。

おかげで、飲む予定だったヘビ酒を呑む気力もなくなっていた。ちなみに、最後に食べた辛い鶏肉は唐辛子よりも山椒の方が辛みとして強かった。口の中がとにかく痛い状態になり、しばらく箸がとまったこともあった。何故、こんなことをしてまで食べるのかと思われるかも知れないが、何というか恐いものみたさ的な好奇心が酒の酔いに乗じて動くのだから仕方がない。

激辛のなれの果て

まぁ、何はともかく、こんな食事をしたせいか、翌日の固まりの匂いはいつもとは違っていた。ついでに、腹の中で消化されていくのを感じた。「今はこの辺りに、昨日食べた激辛物があるな」とわかるのだ、いや わかったような気がするのだ。なんせ、腹の一部分がヒリヒリしている感じがするのだから。

しかし、あれだな。どんな食い物もなれの果てはこの物体である。美しく飾られようが、添加物まみれだろうが、自然食品だろうが、超高級品だろうが、喰って出た物は一様にこの固まりになるのである。人間も似たようなものかもしれない。服を脱げば皆同じ、肩書きを取れば皆同じ、裸で向き合えば人に大差などないのかもしれない。だから、せめてそう……、毎日のように出る固まりと似ているというのであれば、固まりにもならずに崩れ出てくるような人間にはなるまいて。

 

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