マッスルボディは傷つかない

記入日:2005/06/20

北海道のローカル番組のDVDを観た。内容は熱血スポ根学園もののボディビルストーリーである(企画者談)。この番組はドラバラと言って、ドラマとバラエティを組み合わせた構成になっている。普通のドラマ部分をやった後、そのメイキング映像をバラエティとして流すのだ。

その構成の評価はまず置いておくとして、このドラマは観ていて辛いものがあったと記憶している。ドラバラという構成もあってか、どういう話何だかいまいちわからないまま進むというか、全体を通して何じゃこりゃというドラマで、そのドラマのためにあれこれ練習する出演陣をメイキングの部分で観ると、何もこんな作品にここまでしなくてもと思えてくる。

で、今回ドラマだけを一気に通してみたら、思っていたよりも話がまとまっていたのに驚いた。ただ、決して万人に勧めるようなものではない。奇妙な展開を笑って許せる精神、そして男の裸が終始出続けても平気な方だけが最後まで観られるだろう。一部熱狂的なマニアがいるらしいが……。

この作品、好きにはなれないが嫌いにもなれない不思議な作品である。この作品にある感情は遠い目で見る昔の思い出に近いものがある。それも、やや恥ずかしい思い出だ。何はともあれ、この作品で一番好きなのは主題歌「涙はいらない」である。「悲しみだけじゃもう 泣けやし~ない」という歌詞が何故か気に入っている。実はそのことを書きたくて、この作品を話題にした。

 

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