限りなく透明に近い青

記入日:2005/06/25

洗濯槽のクリーナーを使用した。洗濯機の洗濯槽に水をいっぱいに入れ、プールの消毒で使うようなタブレットを入れる。洗濯槽のクリーナーのパッケージには「青い色の水が透明に変わって終了をお知らせします」とあるが、実際やってみると泡が立ってわからなかった。

ゴキブリ退治

夕方過ぎにはゴキブリと戦っていた。何か黒い影がしたと思い、警戒していると、奴はガス台の上で触覚を動かしていた。すかさず、ハエ叩きを取り出してスナップをきかせて打ち払った。夢中で叩いたので、一瞬奴の姿を見失ったが、よく見てみると後ろに吹き飛んで腹を見せていた。

私はトイレットペーパーを持ってきて奴を捕獲しようとした。掴んだと思って見てみると、そこに奴の姿はなかった。見失ったことで奴を野放しにしてしまった不安がこみ上げる。だが、見つからないものは仕方がないと、打ち払ったときに、ガス台に付着してしまった奴の体の一部を、トイレットペーパーで拭き取ってトイレで流すことにした。

それでも、私の頭の中には「奴は何処に行ったのか」があった。犯人は現場に戻るということを思い出し、私は再びガス台の辺りを捜索することにした。すると、ガス台を覆うように取り付けられたステンレスと壁のわずかな隙間から奴の足が見えていた。

このはねた油を受け止めるべく備え付けられたステンレスは壁にくっついているのだが、その隙間は1センチもないだろう。そこからにゅっと突き出た黒い足は一種異様な興奮をかき立てる。私は突き上げられる殺意のもと、ステンレスと壁の間にハエ叩きを突っ込んで引っかき回した。

しかし、手応えはなかった。その後、しばらく経っても奴の姿を見ることはなかった。戦いは終わったのだ。何か釈然としないものを感じながら、私は昨日作ったカレーが入っている鍋を火にかけた。その中に奴が入っていないことを祈りながら。

七食のカレー

金曜の夜からずっとカレーを食べている。一人暮らしで鍋一杯にカレーを作ると必然的にこうなってしまう。さすがに飽きただろうと思うかもしれないが、実際にはまったく飽きが来なかった。別にものすごく美味しいカレーを自ら作ったわけではない。私はもともと味にこだわりのない男なのだ。特に一人で食べるものには。

この週末カレー地獄のようなことは今までにも何度かしている。家から出ずに何かをやり続ける場合にはカレーがいいからだ。カレーの刺激で完全に目が覚めるし、一度作ってしまえば食事の準備に時間がかからない。栄養もそれなりにバランス良く採れていそうだ。ということで、自宅缶詰のときにはカレーである。

ただ、今回の缶詰はあまり成果が出なかった。主目的であるレポート書きが予定の半分ちょいくらいしか進まなかったのだ。昨日は予定通りひとつ仕上げたのだが、今日はどうも気乗りがしなかった。たぶん、昨日の深夜に呑んだ酒の量が過ぎたのだろう。そうだ、酒を呑み続けていると集中力が下がる気がする。やはり、週に二度は休肝日をおこう。

それはそうと、勉強をしなくてはいけない週末にはカレーのほかに、朝のカフェラッテがお約束になっている。カフェインを採って眠気が来ないようにするためだ(それでも来る)。あと、何かこう覚醒したような感じというか、頭の回転が少しよくなった気がするのだ。いや、そう思うことにしている。

 

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