ベンチャー懇談会

記入日:2005/10/18

前期に引き続きベンチャー企業に関する講義を取っている。今日はその講義の懇談会があり、大学の食堂で軽い軽食が振る舞われた。今日の講師は講義の名前にもなっているアメリカの起業家である。うちの大学に4億円の寄付をし、その金で彼の名が付いた建物が造られたという経緯を持った人物だ。だから、ついつい出る料理に期待もしてしまうのだが、出たのは前期と同じ簡素のオードブルだった。

懇談会ではみなチーム単位で話をしていたが(事業計画のプレゼン課題のためにチーム編制がされた)、私のチームはあまり来ていないようだったので、去年語学クラスが一緒だった女性とそのチームのメンバーでお喋りしていた。気が付くと、私らの周りは理工学部の生徒ばかりになっていた(オープン科目なので全学部に受講者がいる。おまけに院生もいる)。

そこで例のメラビアンの法則の話をしたところ、あの実験でああいった話の展開をするのは性急すぎるというのはわかってくれたらしいが、「でも、やっぱり人は見た目だよね」と女を選ぶときの規準で話された。あれはビジネスにおける話で使われた際の否定だというのに……。

とはいえ、女性が少ない理工学部で悶々としている彼らを思えば、何かこう一般の面食いとは違う妄想的な意味合いを感じ取れて不憫になってくる。それに、昨年の社会心理学で講師が言ったことだが、理工系の生徒の方が心理学的説を胡散臭いと思わずに信じ込みやすいらしい。オウムで科学関係担当の幹部だった人間が、麻原の言うことを信じてしまったときのコメントを思い出し、彼の行く末に一抹の不安を覚えてしまった。

微々たること

学祭が近づき、うちのサークルでも出し物を企画した人たちは忙しくなり始めたようだ。今日の授業後、その出し物に協力してくれる人は学食にと呼びかけられ、暇だから顔でも出そうかと思ったがやめておいた。理由は何となくである。

でも、今思えば行かなくてよかった気がする。もし引き受ければ、学祭を好きに見て回ることはできないし、嫌な奴と組まされたらそれだけでげんなりする。そもそも、集まっている連中の半分はあまり相性のよろしくない人たちである(普通に付き合ってはいるが好きではない)。

 

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