石臼ですか白雪ですか

記入日:2006/6/7

三日もいると、この社員は使えない奴というレッテルが貼られているなというのがわかりはじめる。まぁ、そういう人の感情の行き場は私のような新参者だというのも、何となく肌で感じるところがある。まぁいい。

今日はそば屋に行った。通勤途中に蕎麦打ちしている姿が外から見えたので、一度は手打ちの蕎麦を食ってみようと思ったのだ。そばは石臼でひかれているが、最近の石臼というのは電動らしい。自動でグルグル回っていた。

その店に入ってそばを頼むと、石臼ですか白雪ですかと聞かれた。白雪というのはそばの実の中心部分だけを使って作った白いそばで、石臼は実の全体を使って作ったよくある黒っぽいそばだ。私は白雪を頼んだのだが、個人的にはさっぱりしすぎていてつまらなかった。麺のこし自体は申し分ないほどあったが。

屁理屈男

そう言えば、最近は何故かよく前の職場にいた同セクションの理屈屋を思い出し、相手のおかしな論理に反論できなかったことに苛立っていた。どうして今更、奴のことなど思い出すのかと思っていたが、それは今日への予兆だったと思えた出来事があった。

何のことはない言い争いの類である。本来であれば、それを修理するべき人間Sが、金を出したくないばっかりに相手の言葉尻をとらえて有耶無耶にしようとしたのだ。片方が「連絡した」と言えば、Sは「今日はじめて連絡を受けた」という。連絡をしても出なかった、繋がらなかった、いつもあなたはそうじゃないかと言う人に、Sは嘘つき呼ばわりをはじめた。

Sの中では「連絡をした」=「会話をした」であり、言う方では相手が出た如何に関わらず「電話をした」=「連絡をした」という認識の違いがある。というか、意図的にそうしているものと思われる。Sは事の経緯を聴きながら、「それは、そっちの方が原因じゃないの」とありもしない可能性を疑い、というかもう金を出したくないというケチ根性丸出しだった。

まぁ、この話はいいや。今日はラーメンを食べた。ここで働き始めてから、毎日違う店で飯を食っているが、今日はさすがに節約しようと五百円のラーメンで済ませるつもりだった。そこのラーメンは太めの縮れ麺で、あまり食い応えがないラーメンだった。

ただ、何故かチャーシューだけは異様に旨く、焼き豚丼なるメニューがあるのも頷けた。なんだ、こっちが主役かよって感じのラーメン屋である。ちなみに、結局ラーメンだけでは足りずに餃子も頼み、いつもと同じような値段に。

新しい職場の一週間目はキツイ

いい加減もう疲れが溜まってくる。新しい職場の一週間目はキツイ。その疲れのせいか、ファーストミスを犯してしまった。単なる貼り間違えではあるが、何とも情けない気持ちになった。眠くて、だるくて、集中力散漫な状態を、何とか気力で保ち続けているのがやっとだった。

おまけに、お昼のご飯が酷かった。小規模のそば屋でざるそばを食べたのだが、チェーン系のそば屋の方が旨いんじゃないかというレベルだった。店に入った瞬間、客が一人もいなかった時点で、もうダメだなと思ってはいたが……。

立ち食い

ようやく明日はお休みだ。ということで、初出勤週間が終わる。お昼はチェーン系のそば屋でカレーとそばのセットを頼んだが、やはり昨日の店のそばはチェーン系とどっこいどっこいだ。同じチェーン系でも、あそこより旨いところも一件挙げられるが、今日行ったところは同レベルだった。値段は、カレーが付いてもこっちの方が安い。

店は立ち食い形式で、客が入るたびに前の客が席を空けてくれる。この無駄のない無言のやりとりが素敵だ。なんか、ある意味において男の世界だった。ただまぁ、立ち食いでカレーとそばはないよな。やっぱり。量が多くて途中から無理矢理に飲み込んでいたさ。立ち食いは麺類をスッと流し込んで去るべきだなと、個人的美学から思った次第である。席を空けるために急いで食うと胃に悪いしね。

 

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