金の工面

記入日:2006/6/22

世の中には不思議な状況というものがあるもので、よくもまぁそんな組み合わせが出来るものだというケースがある。今回の話の主人公は(主人公?)、定年して年金暮らしをしている男だ。彼の妻は四十代の外国籍の精神病を患っている女性。その妻が発狂した後にアパートに水をまいたとか奇声を発したとかで、大家から出て行けという騒動になっている。

騒動になっているということは、すんなり出て行くということになっていないのである。出て行かない理由は旦那が出たくないと言うからだ。何故そう言うのか、まず、引っ越しや新居に移るだけの金がないこと。ただ、妻が退院すれば金の工面がつくような話はしていた。

で、いつするのかと聞かれても、いつなのかはわからないので約束は出来ないと。ただし、退院次第すぐに出て行くとは言った。まぁ、期限がない約束はしていないのと同じ訳で、退院にもう少しかかると言って何度となく伸ばして居座ろうと思えばできるわけだ(入院しているのかも怪しい? 都からの指示による強制入院だったようだが)。

そもそも、妻が来たら金の工面がとは言うものの、通帳であればその手の騒ぎを起こした時点で差し押さえにあっている云々の話もあった。結局は、取り敢えずの期限を提示し、最大限それに向かって努力するという方向になった。その期限で無理な場合は、ダメだった理由を大家側に示すというものだ。司法の力を借りて解決する方法もあるが、それだと半年はかかるらしい。なので、早めの解決のためには説得となる。以上、おかしなトラブル報告でした。

携帯小僧

久々に昼食を吉野家で昼食を取っていたら、若い帽子をかぶった男が入ってきた。店に来るなり、携帯電話で話を始めて一段落したところで注文。カレーを注文した次の瞬間にはまた電話。うるさいったらない。しかも、する会話も低次元極まりない。

まず、「カレー頼んだ。これで三食カレー。カレー大好き、もうやべぇ~」。なのに、一口食って「これ、レトルト?」。次に、「新宿のおまわりにさ、『お前の後輩が涙ぐんでいるぞ』って言われてさ。マジ笑ったよ。少し脅かされただけで、泣くなっつーの」ときたもんだ。捕まるようなことをするなよ、おい。

そして、「俺の言うこと聞かないで、後でケツだけ持ってこられてもさ」とか言っていると、奥の方で携帯がうるさいと言っていた年配の女性店員が出て来て、「他のお客様の迷惑になりますから」という常套句。それを受けて、「携帯で喋るなって言われた。店出てからかけ直す」と言って切って一言、「うるせぇ、ババア」。この一言は今までの中で一番小さな声だった。

たぶん、黙って従うのが癪に障るので、軽く反抗したつもりなのだろう。ただ、大きな声で言った後に何か言われるのも嫌なので、小さな声だったという気がする。電話を切った後は、ただ食うしかないので食っていたようだが、一人でいると孤独に耐えられずに電話をかけまくるような、そんな雰囲気さえ感じられた。現に、電話をしていた時に比べて、態度そのものが大人しくなっていた。

見た感じは典型的なヤンキー系ではなく、ベレー帽に近い帽子をかぶり、眼鏡をかけていたと記憶している。まぁ、単なる小僧に過ぎない感じだが、薬でもやっていそうな頭の緩さだった。やっていないのなら、それはそれで問題があるアホさだ。それはそうと、同じ牛丼チェーンでも同地域にある松屋の客層は、彼を含めた吉野家の客層より真っ当だ。この違いは何処から来るものなのだろうか。

 

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