頬に傷

記入日:2006/6/27

電気剃刀で頬を剃った。文字通り頬自体を剃った。目に見えないほどの小さな傷が付いたのか、血がじわじわと浮き出てきて球となり、やがてダラダラと頬を伝ってこぼれ落ちた。思いの外、血の流れがよくて、立て板に水のごとく頬を流れ落ちていった。

よくマンガで、頬を刃物がかすめて出来た傷というのを見るが、頬って部位は斬られるともっと激しくみっともなく血が流れる場所ではないかと、今日の経験から思えてならない。軽くかわして「かすり傷だ」とか、「なかなかやるな」とか言ってる場合じゃないはずだ。本来なら、無様に顔が赤く染まるのが普通だろう。

でないとすれば、斬られて格好つけている奴は血液ドロドロ人間に違いない。肉ばかり食べて血の巡りが悪くなり、スムーズに流れなくなっている不健康人間だ。敵に倒されるまでもなく、長生きは出来ない運命にある。

怒鳴り声と仏教思想

昨日「やれ」と言った作業を、ある社員がやっていないことを知った瞬間、社長は瞬間湯沸かし器となった。よくもまぁ、いきなりこんな大きな声が出せるものだというくらいの大音量で怒鳴りつけた。これだけ大きな声で怒鳴られないと、動きそうにない社員だということなのかもしれない。

この一件の後、受けた授業は仏教系の講義だった。簡単に怒る人は仏教的にはダメだと、平たく言えばそういった類の話がされた。つまり、社長はダメってことになる。叱るのと怒るのは違うが、怒るのはダメという考え方の背景には、いつも心穏やかにという意味合いもあるだろうから、やはり社長はダメってことになる。あくまでも、その思想においての話だ。

ただ、ああいった暮らし(チベット等)をする分には、そのような感じでもいいのかもしれないが、現代日本の荒波の中では、時に社長のように檄を飛ばして人を育てることもアリなのかもしれないと、正直言って他のやり方があるだろうにと思わないでもないが、一応使ってもらっている身として言ってみる。

のろまなカメさん

昨日怒られた人と社長のやりとりの続きである。その怒られた人、月末でいろいろと急ぎの仕事があるというのに、おまけにその人がやらないといけない仕事なのに、状況を把握できていないのか、のんびりと違う作業に勤しんでいた。

しかも、何を思ったのか、社長宛に来た手紙の封を切り、中を見ようとしているところを社長に見られ(というか観察していたようだが)、今日も今日とて社長を瞬間湯沸かし器にしてしまった。

いやぁ~、ああいう人って、どんなことを考えて生きているんだろう。たぶん、周りが彼に彼にしかできない作業をさせようと、他の人ができる彼の仕事を手伝っても、「ラッキー」くらいにしか思わないんだろうなぁ。何故、手伝っているのかという理由すら感じずに。

 

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