歩きタバコ

記入日:2006/9/4

新宿区では歩きタバコがダメになってから結構な時が経った。条例ならば罰則的なものがなかったかもしれないが、こういうのは守らないとばつが悪い。

今日、昼時に飯を食いに行こうとしたところ、「歩きタバコはヤメテクダサ~イ」という、いかにも外人が喋っている日本語が聞こえた。

振り返るとでっぷりとした白人が、注意だけして歩きタバコをしている男を通り越していくのが目に入った。ただこれだけのことなのだが、何故か印象に残ったので書き留めておく。

前と違うワイン

以前美味しいと書いたワインを買ってきて飲んだら、前ほどの美味しさを感じなかった。慣れたから、ということではなくて味自体が違っていた気がする。前のような甘みがなく、随分と酸っぱい代物に変わっていた。何が原因だろう?

ふと、美味しんぼというマンガで「何タラと何タラには旅をさせるな」といった感じのセリフがあったのを思い出した。輸入物の酒は輸送中(輸送の状態によって)に不味くなるらしい。故に、これも輸送中にと思ったのだが、これは国産のワインな上に同じ関東圏で生産されたものだ。輸送中に不味くなったというよりは、店での保存状態が悪かったと考えるべきだろうか?

十八番は箱じゃない

職場にはお坊ちゃんがいる。職場の話を書いた際に、ダメ男なエピソードを一人で独占している彼のことである。その彼なのだが、「うちの姉が毎日新聞という結構有名らしい新聞社でバイトをしていたらしいのですが」と言ったことがあるらしい。

そう、三大紙を「結構有名らしい」で片付けられる認知レベルを持った人なのである。他の例を挙げれば、先の北朝鮮がミサイルを発射した騒ぎの時も、そのニュースをまったく知らなかったというほど、世間というものに興味のない方なのである。

そんな彼だから、周りによく小馬鹿にされる。今日も彼がいないときに、カラオケの話になって「彼の十八番は何だろう?」と誰かが言うと、もう一人が「彼なら、十八番と言われたら、何かの箱を持ってきそうじゃない」と返した。

念のために書くが、彼はバカにされてはいるが嫌われてはいない。「しょうがない人だな」と思われながらも、その欠点を愛されている気さえする。「落語に出てくるのはどうしようもない人ばかりだ。だが、それを愛おしく思わせるのが落語なんだ」とは小沢某氏の言葉だったろうか。そのことを思い出させた彼にまつわる些細な会話だった。

 

ランダム・ピックアップ