バーのある人生

記入日:2007/2/7

『バーのある人生(枝川公一 著)』を読み終える。本題の通り、バーやカクテルについて、いやバーテンダーについて書かれた本である(話は銀座中心に偏りがち)。バーの由来は諸説有り、読む本によって様々なものが紹介されていて驚く。おっと、ここで云うバーとは、いわゆるカウンターのことである。

まぁ、そもそもカクテルの語源にしたって著者の云うような鶏にまつわる話から、カラフルが変化しただの、禁酒法下で寄り合い所になっていた隠れバーがどうのと、この手の本を読むほどに増えていくのできりがない。真相など、酒に溶かして飲んでしまえばいいわけで、私にとっては真実を知ったとて、語ることのない蘊蓄がひとつ増えるだけである。

さて内容だが、とりとめて語ることもない。「バー入門」と題した方が適切な本である。ただまぁ、久々にバーに行きたくはなった。元々、私はバーが好きな人間だから当たり前の話でもある。だが残念なことに、最近頓に酒を美味しく感じられなくなってしまっている。なので、行こうとは思えども、酒を呑むことを想像すると、行くのが億劫になるという本末転倒な思考に陥る。

酒への嫌悪感は先週末の失態が大きいのかもしれないが、その前に風邪のために飲めなかった日を考えると、久々に呑んだ酒が不味かったせいだとも云える。また、ここ半月はロクに酒を呑まずに生きていることもあり、このまま控えた方がいいのだろうかとも思ってしまうところもある……。下っ腹が出て来たし。

補償対象

例の燃えた家の解体工事が始まった。今月末までかかるらしい。そういう紙が郵便受けに入っていた。火災保険に関しては、今日になって提出した書類を読んだ担当者が電話をしてきた。不明点の確認らしい。不明点というのは、大量に貼られた食品等のレシートと写真代、そしてファブリーズのことだ。

基本的に補償対象は火災時に部屋にあったものであり、火災後に部屋が臭くなったので消臭剤の購入が必要だったというのは関係ない。んなことは想像のつく範囲内だが、火災後にどんな出費があったのか書けというアンケート欄があったので、そのことを書いてレシートも付けた。

そこんところはわかりきっていたが、説明を受けることになってしまった。あと、火災によって停電になったためにダメになった冷蔵庫内の食品も対象とはなるが、食べかけ等は向こうの計算で被害額がはじき出されるらしい。兎にも角にも少しでも戻ってくるなら万々歳だ。全額戻ってきても少額だけどね。

 

ランダム・ピックアップ