牛乳でカルボナーラ

記入日:2007/4/4

パスタのソースは100円ショップで売っているものをよく使う。たらこ、明太子、ペペロンチーノ辺りが定番だろうか。その中にカルボナーラの粉末状のものがある。今まで、何となく手を出してこなかったのだが、今回ちょっと使ってみることにした。

で、いざ使おうと思って裏の説明を見た時、このカルボナーラには牛乳が必要だとわかった。この手のソースは他に必要な材料は無いだろうと思って購入したのだが、中には例外的な存在もあったようだ。というわけで、牛乳を購入して使ってみた。

結果、定められた量の牛乳を使用したにも拘わらず、スープスパゲッティ状態になってしまった。マニュアルには、とろみがつくまで「炒める」と書いているのだが、これはもう完全に「煮込む」状況になっていた。だがまぁ、味の方はスープスパゲッティとしては優秀なものだったように思う。

最近は見なくなったが、以前よく売っていたシーフード系のスープスパゲッティを思い出した。そういや、スープでスパゲッティは失われた食文化になってしまったのだろうか? 最近あまり見ないぞ。

温かいミルク

目覚めた時点で体調は思わしくなかった。昨日の酒が残っているのかもしれない。というか、いつ寝たのかもわからない。午前3時くらいにいったん起きて、それから午前5時くらいまで布団の中で空想に浸っていた気がする。午前9時過ぎに起きた後も、だらだらと朝食を食べて録画した番組を観ていた。

正午頃になって選挙に出かけた。そのついでに昨日レンタルしたものを返し、食料品を買い込んで帰宅した。自宅に戻ってからは風呂に入って、洗濯をして、録画した番組を整理して終わり。入浴後、お腹を冷やしたのか、腹痛が襲ってきた。それ以降、妙な寒さが続いた。なので、玄米茶を飲んで寝た。

昼寝した後も、まだ寒気が残っていたので牛乳を温めて飲むことにした。この間、カルボナーラを作るために買ったものがまだあったのだ。これを使い切るためには、朝の珈琲に入れるだけでは足りない。ということで、温めて飲んでみることにしたのだ。しかし、不思議なものだ。

子どもの頃、この温かい牛乳は苦手なものだった。なのに、今は自ら作って飲んでいる。保育園時代、必ず牛乳は温めて出されていた。温めることによって発生する独特の匂いが嫌で、その影響で牛乳そのものが嫌いになった。なのに、飲んでいるわけだ。

いつだったか、父と何処かのバーみたいなところに連れて行かれた際、子どもに出せるものをということでミルクが出された。ようは牛乳なのだが、そこで飲むミルクという名前の温かい牛乳は違った飲み物になっていた。保育園時代のそれとは違う牛乳があった。それ以来、魔法にかかったように温かい牛乳への嫌悪感は消え去った。ミルク、その響きと共に。

あれから何年経っただろうか。私は苦もなく温かい牛乳を口にしている。ただ、それが牛乳だとしても、私の思考回路内では「ミルク」と呼ばれているに違いない。

 

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