グミ・チョコレート・パイン

記入日:2007/12/14

大槻ケンヂのグミ・チョコレート・パインのパイン編を買った。大学に言った際に偶然見つけ、「あぁ、出ていたんだ」と前巻から数年経った完結編を購入した。で、その日のうちに読み終えた。何て言うか、人とは違う何かを求める青春小説である。

この小説のヒロインが小説内でヌードになったときには衝撃を受けたものだった。高校生である主人公が憧れていた同級生が突如として雑誌で脱ぎ、退学して女優としての道を歩んでいくわけだが、この手の作品の登場人物が取る行動としては意外性があった。

で、その彼女。個人的にはどんどん嫌いなタイプの女になっていって苛立った。男にとって都合の悪い女ということもあるだろうが、何よりも女性特有の勘違いというか、過去に付き合った恋愛至上主義女に近いうざさを感じて苛っと来た。

あとはまぁ、生き方なんかについて触れているわけだが、引用されていた仏教の「空」思想。執着を捨てろ的なアレだが、黙って聞くと真実がそこにあるような錯覚を覚えるが、実際にはどうなんだろうと思うところがある。執着を捨てて、欲を捨てて、それで生きたって言えるのか? 足掻いて、藻掻いて、感情ぶちまけて、観にくい姿を曝してこそ、ここに生まれた意味があるってもんじゃないのか?

執着を捨てろと言いつつも、努力するに値する世界だというのは矛盾でしかない。綺麗事は要らない。何にも執着出来ない人間には何も変えられない。世界にとって役に立つ存在にはなり得ない。引きこもって、人から離れて、そこで得られる思想など、現実離れした逃げを肯定する仮想真理でしかない。

と、言い切ってみる。何となく、そういう気分だからだ。で、読み終わった後、なぜだか仕事選びに迷っていたことが馬鹿らしくなった。やりたい仕事があるのに、いい加減「一般的な仕事+社会人像」を得なければいけないような気がして、自分の道を見失っていたような気がした。まぁ、面接しようとしているところは、やりたい仕事の部類に入る訳で、ここを何となく選んだ自分は間違っていないと肯定することにした。

副都心線

そんなにニュースをチェックしていないこともあって、副都心線のことを知ったのは数日前だ。私にも多少なりとは影響のある地下鉄だけに、知っておいてもよかったようなものだが、まったく知識としてなかった。しかし、できれば様々な面でプラスだ。仮に今応募しているところに受かったとした場合、乗り継ぎ無しで行けることになる。すごくいい、駅まではちょい遠いが。

 

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