ブスの心理学

記入日:2004/04/17

劣化ウラン弾について調べて絵本を描こうとしている彼を見て、昔ねるとんパーティーのようなところで会った「尊敬できる人が好み」の不細工を思い出した。彼女なら彼を高く評価しそうだ(あのような場で尊敬できる相手について語るのは彼女だけだろう)。

最後には「私はこういうところでは彼氏はできないかも」って知人に言っていたらしいけど、あの人のことだから「ここには私を選ぶような立派な男はいないわ」ってな意味なんだろうなって思える。知人は「やっと自分が不細工だって気づいたか」と思ったらしいけど。基本的に、本当の不細工は自分を不細工って思っていない気がする。

そもそも、尊敬してもらえるような振る舞いをする場所じゃないだろうに。彼女に関して書いているうちに恐ろしいことに気づいた。彼女って、何度もあの手のパーティーに来ているのに一度も男ができないらしいけど、そのできない理由を「私を選ぶだけの男がいなかった」と思っているのではないだろうか。そうすることで自我を保ち、補完している気がしてならない。

万人が格好いいという男を格好いいとは決して言わない不細工。必要以上に胸の大きな女性を軽視し、美人は性格が悪いと触れ回っている不細工。今までご縁がありすぎてずっと不細工な方々を見てきたけども、真の不細工は性格も非常に悪い気がする。考え方を変えれば、それは当たり前のことだ。

だって、不細工は周りから不細工って言われて冷遇されてきた、美人よりも扱いが低いという差別を受けてきたのだから、精神的に歪んでしまったりする可能性が高いのだ。第一、自分を貶す輩が多いこの世界において、不細工として生きていく以上、冷たい視線に堪えるほど、面の皮が厚くなるのも無理はないのだから。それ故、不細工には不細工特有の心理がある。

 

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