無意識の報復

記入日:2004/05/25

人間には無意識の報復がある。行動原理に無意識という概念を絡めると、フロイト大先生の名前を頭に思い浮かべる人もいると思うが、これは単なる私の感想である。無意識の報復、それはいわゆる自分のために反論せずにはいられない状況のことを差して言いたい。

今日、とあることに対する感想を聞かれ、私は「○○に比べて●●は気楽でいい」と答えた。それは率直な感想であり、深い意味などはない。単純に●●も○○も経験した私にとって、●●は○○より気楽だと思えたのである。その後、質問をした人は、今まで接してきた中でもっとも辛辣な言葉が私に浴びせた。

それは●●や○○に関する話で出たのではない。まったく関係のない話題において出た言葉だった。明らかに普段のその人の私に対する態度とは一線を画していた。そのことについて、後々よく考えてみると、その人が以前「私は●●みたいなものだから」と言っていたことを思い出した。

つまり、自分が●●寄りなために、私の「○○に比べて●●は気楽でいい」がカンに障ったのだろう。別に私はその人を軽く見てそう言ったわけではないが、その人にはそう受け取れてしまったと言える。結果、関係のない話題において「報復」があったのだ。

こういった報復は意図的に行うと言うより、言わなければ気が済まない的な何かに突き動かされている(少なくとも私はそうだ)。故に、私は勝手に無意識の報復と題して日記を書いた。特に根拠はないが、この無意識の報復は相手と自分を対等に保つために働いているような気がする。

相手に軽く見られた、自尊心を傷つけられた……だから、こっちも仕返しして軽く見てやる、あなたも大差ないのよと言って同レベルに持ってこようとする。でなければ、両者の関係に上下関係が生じて、下になった方は損な役割を果たさなくてはいけなくなる。そんな本能的思考が頭の中で知らず知らずのうちに行われているような気がする。

結局、これを書いて何を言いたいのかというと、急にいつもと違う反応が相手にあった際に、よくよく考えてみると自分にその原因らしきものがある場合があるということを、両者間だけに存在する上下関係ポイント数の上下があると仮定した上で、もっともらしく大げさに書いただけのことである(そもそも、心理学自体よくある心理状況を専門用語で難しく解説しているに過ぎない気もするが)。

某精神科医の反論

以前、精神病に関して日記に書いた。ライシャワー事件、精神衛生法、精神分裂病(今で言う統合失調症)……。それらは、とある本を参考にした文章だった(参考文献として書いている)。しかし今日、その本の内容に対する反論を某精神科医の方から聞いた。

まぁ、何にでも対極に位置する論はあるので珍しいことではない。ただ、一応前にそういうことを書いた身としては、対論も書いておくべきかなと思ってしまったのである。ところが、まぁ……何というか、文章としてまとめるだけ聞いた内容を覚えていない。

もともと、その人にそのことを聞こうか聞くまいか迷うほど、腹が減って考えがまとまらない状態で聞いたのだから仕方がない。おかげで、聞きたかったことを聞けず、自分でも何でこんなことを言っているんだろう的になり、散々な状態で話は終わってしまった。情けない限りである。

会話は噛み合っていなかった

この間の某精神科医の話だが、今思うとあの先生との会話は噛み合っていなかった気がする。私の言葉の足りなさもあったとは思うが、それにしても返答が的ハズレだった気がする。何かこう、あまり詳しくないところを聞かれたので、似た類の得意分野に話をずらして返答された気がするのだ。まぁ、考えすぎだろうけど……。

 

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