御手洗さんから被害女児へ

記入日:2004/07/08

毎日新聞では、「佐世保・小6同級生殺害」事件の被害者である御手洗さんの名前が使われなくなった。被害者の父親である毎日新聞佐世保支局長の手記にあった「名前を使わずに報道できないものか」という言葉を受けた処置だと考えられる。

記事では御手洗怜美(確かこの字)さんは被害女児となり、もう彼女の名前を見ることはなくなった。記事としては情報がひとつ減ったわけで、何か違和感というか物足りないようなものを感じるが、これもすぐに見慣れて気にならなくなるだろう。

彼の手記にあった言葉を見て、新聞やテレビなどで被害者として自分の家族が出る辛さを痛感した。自分が被害者になったことがないので、被害者の実名報道を当たり前のように思ってきたが、別に実名が出る必要がないような気がする。むしろ、「犯罪の被害にあった」という個人情報が流れることはプライバシーの権利を起こすようなものにさえ思えてくる。

たとえば(この手のものは実名が出ないが<従軍慰安婦は出るが(一緒にしてはいけないけどね)>)、どこそこの誰それさんが婦女暴行にあったとする。すると、かわいそうにという同情とともに、あの子はレイプされたのよというマイナス情報が流れることになる。全国にその子は犯された子なんだという情報が流れる。この損失を考えたら、被害者の実名が出ることの意味を問い直す必要があると思う。

ささやかな幸運

参院選が終わり、与党が議席を減らした。そのことについて普段なら書くところだが、その手の話は長くなってしまいがちなので、忙しいこの時期は避けることにする。その選挙関連のため、職場に泊まり込む人が何人かいたらしく、その人達のために社員食堂の朝食券が支給されたらしい。

ただ、中には使わない人もいるらしく、巡り巡って私の所までやってきた。朝食券とはいえ、午後二時半まで使用可能だったのでありがたく使わせてもらった。朝食セットはご飯、みそ汁、焼き魚、大根(もしくは納豆)の4品で、なかなか美味しいものだった。何より、昼食代が浮いてよかった。

話は大きく変わるが、ちょっと話してみたいなぁ~と思っていた人と、今日話すことができた。話と言ってもたいしたことではないが、気になっていたことを聞けたので個人的には満足している。とまぁ、普段に比べて割といいことがあった今日なのだが、朝のテレビ番組の占いは悪かった(以前もう見ないと書いたが<ちょっとオーバー気味に書いた>)。所詮、占いごときに私の運命は計れないのさ、なんてね。

ただ、困ったことが続いている。ベッドに横になると胸の辺りが疼き、咳が出るというのが続いている。おかげで満足に睡眠がとれず、ずっと疲れがとれないまま生活している。おまけに、昨日の夜は蚊との戦いだった……。

 

ランダム・ピックアップ