孤独大好きスナフキン

記入日:2004/07/15

たまにスナフキンになる。別にテント暮らしを始めるわけではない。時に友人達から遠ざかり、周囲の分析のようなものを始めるのだ。人付き合いというか、他人というもの、自分とは違う考え方に接するのが鬱陶しくなり、彼らは何故そのような自分とは違う思考をするのだろう、そういった思考にどう接するべきだろうと考える。いや、あいつらどうしてああバカなんだとバカの壁を感じる(ひどい言い方だな)。

私はよく無知というか世間知がない、というか苦労知らずに思われるところがあり(おそらく容姿や物腰がそう想像させている)、年長者は年上の自分がいろいろと教えてあげる的な言い方で話してくる。政治のこと知っている? 社会のこと知っている? ちゃんと興味を持っている? そう言いたげな態度である。

その手の方は例外なく私よりニュースの見方を知らないし、持っている意見もたいしたものではない。こう書くと差別だという人が出てきそうだが、その手の人には圧倒的に女性が多い。問題の本質をまるでわかっていないのに、知ったかぶってしゃべり立てる。本当、鬱陶しくて仕方がない。

また、これは男性女性問わず多いのだが、何かの問題について話し合う際に、論点から外れたところを感情的になって話す人がいる。こうこう こういうことには、こういう問題があります。たとえば、今 Aさんがやっていることもそうで、Aさんがこうしようと思えばこの問題は起きます。この問題に対して私たちのすべき対応は? という議題があるとする。

すると、その手の人たちは「Aさんはいい人だから、そんなことはしない」と言い出す。挙げ句の果てに、「おまえは、あのいい人であるAさんが嫌いなのか? Aさんを悪く言うな!」と言ってくる。

無論、この問題の論点はある行動をすると起こる問題について、その対処策を練ることである。そこをこの手の人たちはわかっていない。読解力がなく、彼らがもっともわかりやすく、感情的になりやすい、もしくは感情を刺激されるところに注目がいく。この思考の幼稚さに付き合いきれなくなり、私は人を遠ざけて心の休養を取るのだ。

夜中の警察

夜、外が騒がしいと思って見てみると、パトカーが停まっていた。その近くには警官が二人いて、懐中電灯を照らして何かを探していた。何だろうと思って耳を澄ませていると、近所のおばさんらしき人の声が聞こえてきた。台所の窓を開けて彼女を見てみると、彼女はバドミントンのラケットを持ってうろついていた。

「黒ずくめの男がいた」そう言って彼女は知り合いに注意を促していた。そんな彼女を見た私の脳裏には、何故か以前テレビで観たストーカーに狙われているという被害妄想の強い中年女性が浮かんだ。

その女性は自宅の屋根裏に男が潜んでいて自分を見ていると言っていたが、実際には屋根裏に誰もおらず、女性の妄想に過ぎなかったことが証された。まぁ、冷静に考えればわかりそうなものである。誰が好きこのんでおばさんをストーカーするだろうか。

と、話はずれたが、事件っぽい空気が近所に漂っていたが、私はそのおばさんを見るなり緊張感がなくなってしまったのである。どうせまた、勘違いか何かだろうと……。警察も気だるそうに動いていたし(これで凶悪事件だったら、この警察の態度は問題ありあり)。

 

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