主婦向け新聞

記入日:2004/07/31

NHKの番組で子どもニュースというのがある。時事ニュースを子どもにもわかるようにかみ砕いて説明をする番組だ。子ども向けと思って侮ってはいけない。観ていると、意外なところで自分の知識の穴に気づかされるのだ。また、子ども向けだけあって情報にベクトルがかかっていない。比較的公平なポジションから問題を直視しているので、偏った情報に洗脳されることはない。

子ども向けのニュースは何もNHKに限ったことではない。朝日新聞ではキッズニュースがあるし、毎日新聞には毎日小学生・中学生新聞がある。私はメディアのあり方として、こういった特定層向けのソースも必要だと思う。一般的なニュースというものは、ある程度の知能と予備知識が理解の前提となっているため、その条件に満たないものには理解しづらい。そのため、社会の問題を理解したいと思っても理解できない。または、誤った解釈を起こしてしまう。

そういった点から特定層向けのソースの必要性を希求しているのだが。子ども向けと一般のニュース(大人が観るもの)の中間に位置するものが存在しない。子ども向けでは物足りない、一般のものでは理解が難しい。その隙間を埋めるものが必要なのではないだろうか。

もっと直接的に言おう。主婦向けのソースが必要だ。女性週刊誌等のニュースの取り扱い方を観ると特にそう思う。週刊誌や漫画というのは読み手の嗜好や関心を大きく反映するものだ。そのものを観れば、読者対象になっているものの考え方、妄想とも言うべき欲求を知ることが出来る。

簡単な例を挙げれば、少年漫画誌のヒロインは男にとって都合のいい女だが、女性からすれば男に媚を売る嫌な女かあり得ない女だ。一方で、少女漫画に出てくる男は男性から見れば、女性にとっては格好いいのかも知れないがまずあり得ない男だ。男性向け雑誌にはグラビアアイドルの写真が載り、女性向けにはダイエット特集などが掲載される。読者の関心が如実に反映されているので、読者がどんな人なのか想像するに難くない。

そこで政治関連の記事に目を向けてみる。男性週刊誌は政界を揺るがすようなスクープを掲載することがあるのに対し、女性週刊誌でそういったことがあったというのは聞いたことがない。つまり、政治関連への力の入れ具合が大きく違うのだ。それは読者対象となっている女性の政治への関心が低いからではないだろうか。

両誌で主な政治家をどう思うかという記事があっても、同じように毒舌で政治家を斬ったとしても、かたや著名なジャーナリスト、もう一方はビジュアル系バンドのボーカルだ。政策云々よりも、その人のファッションやイメージ、言葉尻をああだこうだと言うだけの政治家分析がもてはやされている時点で、政治を見る目として終わっている。本当にそんなものの見方で政治について何かわかったつもりでいるのだろうか? もう少し真面目に考えたらどうだろうか。あの人は真面目なイメージがあるから票を入れる、そういった考えで国政を左右して欲しくないのだ。

主婦ついでに別の話。夫が会社員の専業主婦の場合、夫の厚生年金に入ることで年金額がアップする。離婚したとしても、内助の功ということで夫がもらう分の年金の半分を受け取れるらしい。本当に「内助の功」になっていたのかどうかは確認されない。

家事も労働と言うが、一人暮らしをしている身からすれば、いや普通に働いている人なら男女問わず労働と強調して言うほどのものではないと思えるだろう。逆に、一度も定職に就かずに専業主婦になった人なんかからすると、自分のやっていることは「楽でいいよね」と思われたくないので労働だと主張したいだろう(それ以上大変なことを経験したことがないので、本当に大変だと思っている)。

家事なんてたいしたことないと言ったら、たいしたことないことしかやっていない自分が成立し、自分のやっていることに価値を感じられなくなる。人間の性質としてそれは許し難いことだ。それはわかる。だが、同じ家事にしてもやっつけ仕事とそうでないものがある。もし、前者なのに「内助の功」と言うのであれば、夫としては堪らないだろう。

毎月少ない小遣いでやりくりし、満足に酒も飲めやしない。好きだった趣味もやめて家のために毎日働いている。なのに、妻はレンジでチンするだけの料理を毎食出し、掃除も月に数度するかしないか。洗濯も自動洗濯機に放り込んでスイッチを押せばいいだけ。一日中家でごろごろしているか、友人と遊びに行って好き放題金を使ってくる。夫の小遣いは増えないが、ヨン様グッズだけは増えていく。例えこんなんでも、内助の功で年金が貰えるとしたら、結婚した方が得ではないだろうか。

仕事ばかりで家庭を顧みずと言うのなら、逆の立場でやってみたらどうだろうと思う人も多いだろう。職場自体が家庭を考えさせる余裕を持たせないことが多いのに、すべてはその人の責任になってしまっている。こんなことを書くとジェンダー問題を叫ぶ人がいる。性差をなくすべきだと主張し、小学校では男女一緒に着替えを、一緒の性教育を、出席簿も男女を混ぜてと非効率で現実性の乏しい理想論をぶちまけている。

そのトップが何を理想としているかわかるだろうか。驚く事なかれ、雌雄同体のカタツムリだ。カタツムリは性差が無くて素晴らしい? そんな下等生物を理想として掲げ、強引に人間に適用させようとすれば、性同一障害などが懸念される。もし、その思想で被害者が出たらどう責任を取るというのか、というのは前に書いたのでやめる。

話がずれ始めたのでここで終了。

社会のためを思う喫煙家の矛盾

以前酒の飲み会で討論をしていた人たちがいた。その片方が、タバコを吸いながら自分は社会に貢献したい、誰かのためを思って常日頃から行動することを心がけていると言っていた。今思い出してみて思うのだが、だったらタバコをやめたらどうだ? と言いたくなる。

タバコの害は今更書くまでもないだろう。別に喫煙者を毛嫌いしているわけではないが、彼のようにタバコを吸っている人間が、常日頃から人のことを考えているというと虫唾が走る。

「ねぇ 頭で考えるな」

この「ねぇ」とは無いという意味の方言である。よく、母がくだらない心配をしていると父が使った。「ねぇ 頭で考えるな」=「おまえの頭で考えたってどうしようもないだろ」。一見冷たい言葉だが、中身もやはり冷たい。でも、何処か暖かみを感じるのは気のせいだろうか。

「ねぇ 頭で考えるな」=「このことで問題が起こっても、おまえの性じゃないよ」。そう聞こえてくるのだ。

「冗談は顔だけにしろ」

よく両親には起きたまま寝言を言うとこう言われた。おかしなのは顔だけで十分だという返し文句だが、普通に反論されるよりもユーモアがあって私は好きだった。その言葉の意味ほどの感情がそこにないのを知っていたから

自然科学

先人は偉大だとどの分野でも言われる。最初に発見した人というのは、偉大な功績を成したと言われても何の反論もない。ただ、その彼らと現代の人を比較してあれこれ言うときに気になることがある。我々は先に知識を与えられ、それを疑問に思う時間を持たないまま育つ(素直な子は)。

昔の人は誰も教えないから疑問に思い、自ら答えを求める力が身に付いた。その差が、新たなものを発見する能力の差になっている気がするのだ。何でもかんでも「教える」のではなく、「考える」させることが教育において必要だという話である。

飛ぶと跳ぶの使い分け

あまり気にせずに使っていたような気がする。

と・ぶ【飛ぶ・跳ぶ】大地から離れ空に上がる。高く舞いあがる。空中を行く。空中にはねる。跳躍する。空中にはらはらと散る。順序を経ないで、間をこして先へ進む。走る。急いで行く。世間にひろがる。世間に伝わる。行方をくらまして遠くへ逃亡する。消え失せる。

映像革命2004

ドラマでもアニメでもいい。巨匠と呼ばれる人たちと業界で注目されている若手が、新世紀の映像・作品として相応しい作品を作ってテレビで放送。一般視聴者はその作品群の中から新世紀のそれに相応しいと思うものに投票し、選ばれた作品の関係者には制作費として次回作の資金と報奨金が支給される。そういうイベントがあったらいいなと思った。

この企画の目的は、巨匠以外のクリエーターに目を向けさせることと、アニメなどは宮崎駿以外あまり観ない人の固定概念を打ち破ることにある。また、巨匠と呼ばれる人たちを若手と同じ土俵に立たせることで、新旧交代すべき人を確認するためである。

文字が消せる単語カード

何度も消して使える単語カードがいいなぁ~、電子的な単語カードで一度入力したものを出したり消したり出来たらいいなぁ~っと思っただけ。

 

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