MdNという月刊誌

記入日:2004/08/08

数日前、印刷業界への就職を考え、イラストレーターを覚えたい人にいろいろとアドバイスした際に、前に勤めていた会社でグラフィック関係を担当していた人が読んでいたMdNという月刊誌を薦めた。これはよく見るハウツー本ではない。ややプロ向けというか、ある程度知っている人向けの雑誌である。それを初心者に薦めてしまったのだが、私としては最初にいいものを見た方がいいという考えがあるので後悔はしていない。

正直言って、その人のレベルはグラフィック系の仕事を目指すとしたらお話にならない。だからこそ、世間で通用するレベルはこうなんだと見せることで、現実を知ってもらえるのではないかという偉そうな期待がある。自分の力量を知ることは、この手の業界に限らず大切なことだ。だから、薦めたのだ。とはいえ、いきなり高い壁を見て絶望をしろというのはあまりにも不親切だ。

その点も、この雑誌ならカバーしてくれると思っている。プロの作法が載っているので、同じように真似ることで、彼らと同じグラフィックを作成できる。それは、自分の能力が一気に上がったような心地よい錯覚をもたらしてくれる。そこからイラストレーションへの興味、探求が始まるような気がする。しかし、同時に「自分はプロ級だ」と、猿まねだけで思ってしまうのではないかという危険性もある。何はともあれ、自分の作品を第三者の目で見ることが出来る、そうなってくれることを偉そうではあるが期待している。

何でこんな日記を今日書くのかというと、久々にその雑誌を昨日買ったからだ。私としては、だいぶ前の号であった羊皮紙の作り方(フォトショップ)が掲載されている号が欲しいのだが、今となっては手に入れるのも面倒だろう。そして何より、今日が何もない日だったからネタに困って書いている。

友人宅に遊びにでも行こうかと思っていたら、急遽向こうの体調不良で行けなくなり、どこかぶらつくような気分にもなれず、家でゆっくり過ごすことになった。休日、天気のいい日は午前中に布団を干す。部屋に日が入ってくるのは午前中だけなので、朝の早いうちからベランダに布団を干す。しばらく干すと、日の光を十分に浴びて布団は温かく、また水分が抜けて軽くなる。まだ日の温かさが残っているうちに、それに寝転がるのが私のささやかな楽しみである。

午後になると日も入らないし、外の気温も高くなっていくので、窓を閉めてクーラーをつける。昼食を取った後は昼寝をし、夕方ぐらいに起きて風呂に入る。ひとっ風呂浴びてスッキリした後は、パソコンを立ち上げて文章を書いたり、本を広げて要点をまとめるやり方で勉強をしたりする。それに飽きたら、自分が前に書いたものや、HPを見直したりして、うまくならない文章に苦笑しながら修正を加えたりする。こうして、私の何もない休日は過ぎていく。こんな休日を過ごすと、疲れは取れるのだが日記に書くことがないので困る。

口の軽い私

Yさんについて「あの人、変な人ですよね(決して悪い意味で言っているのではない)」とKさんが言っていたのを、Yさんにこの間の飲み会で会ったときに言ってしまった(イニシャルは適当です)。Yさんは自分にとっては褒め言葉と言っていたが、両者に対して悪いことをしたなぁ~と反省している。確か、言ったときは笑い話にでもなればいいな的気持ちだったと思うのだが(「アイツ、あんなこと言ってたのか。よぉ~し、今度会ったときにとっちめてやろう」的なノリを期待していた?)。

私は自分で言うのも何だが口の軽い方である。素面でもやや軽めだが、酒を呑むとベラベラとよく喋る。この間も飲んだ後だった。中学校の時、自分が周りにどう思われているか知るためのアンケート(欠点と長所を知る目的の)というのがあって、そのアンケートでは「優しいがたまにきついことを言う」などと書かれていた。そう、私は昔から遠慮無くものを言うところがあった。傷つきやすいくせに他人は平気で傷つけるのだ。度し難い性格だとは思うが、三つ子の魂百までではないが治りそうもない。困ったものだ。

ただ、常に無遠慮なわけではない。普段は気を遣いすぎと言われるくらい気を遣っている。そのせいなのかもしれないが、一度何かが外れてしまうと思っていることが垂れ流しになる。こうなると、もう何をやってもダメである。失敗が相次ぎ、ブルーになる。ちなみに今日、Kさんに例のことを言ってしまったと言った。軽く謝ったら、「Yさんは言ったことをすぐに忘れてそう」というフォローをしてくれたが、信頼を損ねたことには変わりあるまい。

 

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