マイナスイオンドライヤー

記入日:2004/09/19

ドライヤーの調子が悪かったので買い換えた。前から少しに気になっていたマイナスイオンドライヤーに手を出してしまった。別にマイナスイオンに期待したわけではない。マイナスイオンなんて、出たと思ったらすぐに消える物質である。本当に出ているかすら怪しいと言えばそれまでだが、出ているか知る術がないので苦情の言いようもない困ったアピールポイントではある。

マイナスイオンに期待していないのにマイナスイオンドライヤーを買ったのは他の性能に惹かれたからである。温風と冷風が同時に出るという性能に、普段 髪を乾かしていて頭が熱くなって困っていた私は飛びついてしまったのだ。

実際に使ってみたところ、実に新鮮な印象を持ってしまった。感激したと言っていい。温風と冷風が同時に出ているので、普通のドライヤーのように頭が熱くなることはない。それどころか、髪にしっとり感が残ったままのような気がする。こんな些細なことで感激するのも変かもしれないが、こういった小さなことに対する喜びが人生を大きく左右するのだ。

かつてアウシュビッツに収容された人の中で、最後まで生き残った人は敬虔なクリスチャンでもなく、屈強な男達でもなく、こんな些細なことに喜びを見いだせる人たちだったという。そう、この小さな喜びこそが生きる力、人生の喜びなのだという大げさな理屈を持って、自分の感激を正当化してドライヤーの話は終わりとする。

愚痴飲み

今日、突然飲むことになった。その人は東京に知り合いが少なく、唯一の話し相手も今は海外ということで、一番身近な(?)私に白羽の矢が当たった。何の白羽の矢かと言えば、愚痴を言う相手としてのである。おかげで、AM6:00近くまで飲んで話して……。一応、その後1時間ほど寝て職場へということになった。

 

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