距離を置くために言った言葉

記入日:2005/02/07

職場の若い人だけの飲み会があった。たいして職場の人間と仲良くなりたいと思っていないので、参加などしたくもないのだが、やたらとやりたがっている人がいるようなので、仕方がないから付き合う羽目になった。これも仕事分だと。

そこで意外な発言を聞いた。以前、例の教育担当が休んだために、その日一日私のセクションは私ひとりとなり、ひとりで全作業をしたことがあった。翌日、彼が出勤してきたとき、私は「一人ででも大丈夫ですよ」と言った。その言葉に対して彼は「じゃ、俺は要らないのか?」とムッとしたらしい。

そういう意図で言ったのだから別に意外ではない。だが、彼は私と「あまり話さなくなったね」と言った他セクションの人に、「彼はこの前失言があって、それ以来あまり話さない」と言った。それを聞いて私は逆にムッとした。「失言だと? わざと言ったんだよ、馬鹿」と。

鬱陶しいから距離を置くためにわざと言ったのだ。それを失言とは……。いい加減気づいてほしいものだ、お前のことなど誰も好きではないと。まぁ、どのくらいのニュアンスを含んだ「失言発言」だったのかは知らない。冗談めいたやりとりだったのかもしれない。しかし、あの男のつまらなさを再確認するには十分すぎた。

酒の共感促進効果

今日は飲み会だった。あまり合わないと思っていた一回り上の女性からの誘いだったが、知人の男性も行くというので参加することにした。まぁ、若い女性が何人か来るということも、参加を決定した理由として大きいのだが……。

飲み会は韓国居酒屋で行われた。女性三名、男性三名だが決してコンパではない。その面子のうち、女性一人は別の飲み会にも参加しなくてはいけないとのことで、途中で退席して五人となって数時間語り合った。二次会は私の苦手なカラオケ。仕方がないので三曲ほど歌い、その後は合わないと思っていた女性と話し込んだ。それも込み入った話を。詳しい内容は言えないが、人は話してみないとわからないものである。

ただ、何らかの分野におけるパートナーとして考えると、繋がりえない部分もあったなといまさら思う。もしかしたら、これが酔って話し合う誤解というものかもしれない。素面ならば相容れない部分が目に入らず、何もかもに共感できたと思い込んでいるに過ぎないのだ。

 

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