身近な買収劇

記入日:2005/03/23

夕方過ぎのテレビのニュース番組で、フジテレビの買収劇の感想を聞かれたオバサンが、「金で何でもというのはおかしい」と、買収劇に関する感想ではなく、ホリエモンの人物評をしていた。この手のオバサンは株の仕組みやら経済的な意味などに目線はいかないらしい。ついでに、質問に対する答えになっていない。

ちなみに、「金で何でも~」が質問への答えだとしたら、文法的には買収劇においても金以外の判断材料が必要になってくる(金でするのが買収だもの)。買収にあたってその会社の品格でも問えというのだろうか? 問うとしたら、いったい誰がその評価をするのだろう。ってなことに思考が及ぶので、「金で何でも~」はホリエモンのやり方に対するというか、彼という人物の評価以外の何ものでもないので、先に書いたように質問の答えになっていない。

まぁ、そんなことはどうでもいい。近頃、忙しくなって逢えなくなっていた知人に久しぶりに会ったところ、彼の会社がソフトバンクに買収されたと言われた。買収後、孫氏から社員全員にメールが送られてきただの、ホークスのチケットが格安で手に入るだの、いかにも~な話を聞かされた。買収と聞くと対岸の火事のような印象を拭えないが、こうも身近な人が関係してくると不思議なものである。資金調達しなくて済むのなら、上場などしない方がいいななどと思った次第である。

大学はカルチャーセンター

大学で卒業式があった。卒業生でない私には何ら関係のない行事なのだが、用があって大学に行くと酒の臭さにうんざりした。逆に、道行く卒業生の袴姿などには、何となく「いいなぁ~」と思うところがあった。一度社会に出た後の大学なので、いまだに大学生になった実感はないのだが、せめて卒業するまでにはこのカルチャーセンターにでも通っている気分から脱したいものである。

退学面接

卒業の話の後で何だが、知人の一人が退学するらしい。今日、退学するための面接に来た彼女からメールが来て、久々に会ってすぐ大学を辞めることを告げられた。前々から辞めると言っていたので驚きはしなかったが、彼女の健康状態の悪化ぶりには唖然とした(詳しくは書かないが)。

それにしても、退学するのにも面接がいるとは……。入り難くて去り難し、一度手にした収入源は死んでも放さない気だろうか? ……違うか。そう言えば、五木寛之氏も著作に書いていたな。学費を払っていないから退学ではなくて除籍扱いだったと。微妙な世界だ。

 

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