ガリレオは言っていない

記入日:2005/08/18

選挙はもうすっかり自民党の造反組VS彼らに対する刺客の話で持ちきりである。ミスコンのように熟女系美女が並び、ホリエモンまで立って、すっかりワイドショー的ノリである……。

選挙と言えば、郵政民営化法案が参院で否決された際、首相が自らをガリレオ・ガリレイの生き様と重ね合わせるような物言いをした。それは、地動説を認められなかった彼が「それでも地球は動いている」と言ったことと、法案が否決されてもやり続ける自分を一緒にしたものだ。

だが、この「それでも地球は動いている」という言葉をガリレオは言っていないらしい。法廷においてガリレオはそのようなことを言ったという裁判記録はなく、後にフランスの作家が付け足したのだとある女性作家が毎日新聞に書いていた。

そこで、彼女は首相の無知を恥ずかしいとなじっていたのだが、私はこの無知という言葉を他人に使うことに怖さを感じる。誰にでも知識の穴はある、まして先の一件のような世間一般に広まってしまったガセ、もしくは膨らまされた描写が事実として多くの人々に認知されている場合、一様にそれを無知としてなじっていいのか甚だ疑問である(勘違いされないよう断っておくが、首相の肩を持つ意図はない)。

バカって言う奴がバカ

他の例を挙げれば、三本の矢の話もそれにあたるだろう。そんな広まってしまったイメージを覆すものをトリビアとして扱う番組があることも考慮すると、いくら首相が風刺されるべきポジションにあろうとも、その言い方に違和感を覚えざるを得ない。

ついでに言うのならば、確かな事実を持って相手を無知と言い切った後で、新たな事実が発見されたときのばつの悪さといったらないだろう。裁判記録には残っていないが、本人は聞こえないようにささやいていた等々、可能性はいくらだってある。

まして、相手の知っていることで自分が知らないことはないということは基本的にあり得ないので、そのようなことを考えると無知という言葉も何に対してそうなのかという具体枠まで設けないと使うべきではない気がする。でなければ、「バ~カ」「バカって言う奴がバカ」という稚拙なやりとりと差のないものになりかねない。

非モテ男を狙う女性

電車男のヒットで非モテ男を狙う女性が増えたとか増えないとか。しかし、勘違いして欲しくないことがひとつ。ヲタにとって理想の女性とはヲタの女性であって、一般の美人で中古(彼らが言うところの)な女性ではないということ。

昼飯のはしご

久々に寝坊した。朝起きたら普段家を出る時間だった。慌てて着替えて朝食抜きで出かけたので、会社があるビルに入っているコンビニでウィダーインゼリーを買って食べた(飲んだ)。とはいえ、ゼリーでは物足りず、昼過ぎには嫌な汗をかき、手足に力が入らない状態になっていた。何だか頭もボーっとしてきた。たった一食抜いただけなのに、である。

我ながら不甲斐ないと思いつつ、昼飯の時間を今か今かと待った。その間、何を喰おうか散々迷った。空きっ腹にハンバーガーをたらふく詰め込んでみたい気もするが、やはり健康を考えると社食で定食かなと思い、社食に行ったら具だくさんのカレーが目に入ったのでそれにした。カレーを食べた後、まだ物足りなかったのでマックでマックチキンとコーラを注文した。昼飯のはしごは人生初である。

ちなみに、マックポテトも食べたかったのだが、先日トレーニングセンターにおいてあった食生活Q&A(会員の質問に栄養士が答えたノート的な物)に、高温の油で揚げた芋に発ガン性物質有りというのを見て、ガンへの恐怖心から注文を控えた。

だが、ダメといわれるとなお一層食べたくて仕方がない。あと、話は変わるが最近何となくカクテルで言えばスティンガーのような、ノンアルコールのハッカ系の飲み物(スッキリするやつ)が欲しいと思っている。

 

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