議論なんてくだらない

記入日：2005/12/05

ベンチャー講座の期末課題、グループ単位での新事業プレゼンの話し合いがあった。先週辺りから商学部の奴が話の主導権を握っているような感じになっているが、どうも自分の意見がみんなの意見と思っているかのような節がある。

たとえば、事業提案に関する方向性を決めるといい、事業プランのテーマを自分の意見そのままにしてしまった。賛否もとらずに、である。結果、プレゼン先の会社概要にあった企業理念から「個人の幸せの追求」なんてものになり、「ネットを越える何か」なんていう抽象的なものを一人勝手に追い求め、一人勝手に苦悩している。それは奴自身がネットの世界にひきこもる奴を見て嫌だという個人的感情からきていることが原因のテーマである。

何故、奴の勝手な思い込みに想像力を縛られなければならないというのだろう。あんなテーマならないほうがましだ。いくらテーマに沿っていようが、事業案としてつまらなければ何にもならないことを忘れている。そもそも、企業理念なんてものは後付に過ぎないではないのか。まずは商売ありきだ、でなければ利益追求集団は機能しない。よほどの社員がいない限り。

おまけに、さも自分が一番優れているかのような振る舞いを見せる。得意げに私の案にも突っ込んでみたり、他の案にも突っ込んでみたり。しかし、その人の案の本当に意図しているものが見えているとは思えない。私への突っ込みにしても、彼の言うようなこともできるが、それだけでは問題が起きる提案である。私の頭の切り替えが悪いために、すぐにそこを指摘できなかったので、奴は得意げになってしまったが。

帰り際、「みんな集まると思いもしない案が出て驚く」なんてことを言っていたが、どうも自分が一番優れているので、他者の愚劣な案など思いもしなかったという風に聞こえてくる（奴の案は取るに足らない既存のものだった）。たいてい、終わった後にこのコメントを吐くのは、自分が勝ったという余裕から来るものだと私は思っている。余裕がないものは他者の意見など気にかけられないし、他者を見下しているからこそ「自分より劣る他者」が「違う意見」を出したことに驚くのだ。

なんにしても、もっともストレスになっているのは、私が熟慮型の人間であり、会議のようなその場その場のやりとりに弱く、相手の主張の問題点をスパッと挙げることができない点にある。それは、私の最優先事項に「人を傷つけない」があるからなのかもしれない。

あえて言えば、議論なんてくだらない。物事を真剣に考えるのなら、深く時間をかけて考えた上で意見を発し、それを何度もよく読んだ上で意見し返さなくてはまるまい。そう、あの連中に言えるのは、私が書いたものをよく読んでから来いということだ。ついでにもうひとつ、ロクに働いたこともなく、荒波にもまれたこともなく、社会の情報も乏しい人間に私の考えることの意味がどれだけわかると言うのだ？

話は変わり、その後はとある勉強会の忘年会があった。この集まりでは、いつも穏やかに楽しく会話が弾む。そういう面々だからなのだろうが、先に少し嫌な思いをしただけに、いくつもの自分を感じてしまう。それはそうと、久々に焼酎をお湯割で飲んだら酔いが早くて困った。困ったといっても、絡んだりしたわけではない。「あっ、早いな」と感じただけである。普段、ウイスキーをダブルで２杯くらい飲んだのと同じくらいの酔いを感じ、少しペースを落とそうと思っただけのことである。

美容室に行った。前回がひどかったので、最近通っていた美容室をやめ、まだ行ったことのない所にした。今回も、満足のいく結果にはならなかったが、下手に前髪を短くされなかっただけ、前のところよりマシだった。逆に言えば、前髪さえ要望どおり切ってくれれば、私としては変な顔にならないのでいい。

ただ、前髪の切り方が特異なものだった。普通、どの髪も同じくらいの長さにするが、今回はわざと短く切った部分と、長く切った部分の２パターンがあった。そのため、全体的に髪の毛がバラけた感じになり、以前よりおでこが見えるようになった。妙な感じではあるが、悪くはない。ただ、何も言わずに切るのはやめてほしいが。

頭痛が治まらない。火曜日、焼酎のお湯割りを呑んでから、少しそんな感じがあったがそれほど酷いわけではなかった。それが、美容室でのシャンプーの際に長時間首を曲げ続けたことで悪化し、その具合の悪さを誤魔化すために普段より多く呑んだら余計酷くなってしまった。

今朝起きてみたら、やたらと頭が重く、後頭部の辺りがジンジンした。酒のつまみに食べていたポテトチップスの食い過ぎなのか、油分が胃から浮き上がってくるような吐き気を覚え、無理にせずに思い切り吐こうとしたが唾液が出るだけだった。

食欲がなかったので、酔い止めの薬だけを飲み、職場に行くことにしたのが、午前中はずっとグッタリしていた。昼食にさっぱりした蕎麦を食べてからは、だいぶ回復して少しはまともに頭が働くようになった。でも、授業はきついなぁ～と思っていたら休講。まぁ、何とか一日を乗り切ったという感じである。