俺はもっとすごい

記入日:2006/1/5

実家の方では大雪で大変なことになっている。サークルの忘年会で雪の話になったとき、アラスカに住んだことがある奴が、向こうのほうが(私の実家に比べて)寒いと自慢げに言っていた。雪国は雪よせで大変だという話の時には、アラスカでは除雪車が来るからという話をし、そっちには来ないのかということを言った。

馬鹿にしているのだろうか。それとも、自分がいた場所は進んでいるとでも勘違いしているのか。私の地元に限らず、そういう地域は昔から除雪車は走っている。ただ、狭い道や敷地内には入ってこないので、そういったところの雪よせが必要なのだ。

ついでに言うなら、向こうとこっちでは雪質が違う。ベタ雪とパウダースノーでは雪によって起きる被害も変わってくる。その辺も知らずにさもしたり顔で、「俺はもっとすごい体験をしたんだ」という顔をする。つまらない男だ。

まったく、少し雪が降る地域に住んだだけで、何もかも知った気でいるのは困ったものだ。何ヶ月か住んだだけで雪国で生まれ育った者の気持ちがわかるものか。

案ずるより産むが易し

知人宅で鍋をした。その前に今日の鍋で人生について語るとある男がメールで流したので、行く気が一気に失せた。つまらない見識しか持ち合わせていないくせに、自分は他人より社会の問題に精通していると勘違いし(社会学を学んでいる奴に多い。そもそも社会学なんぞ江川の野球解説通みたいなものじゃないか)、面白くもない話を延々と繰り返す姿が想像出来たからだ。何せ、奴には前科があるのだ。

そんなんで、行く気がすっかりなくなっていたが、最近気に入ったアーティストのイベントがあったので、ちょっと見に行ったら沈んだ気持ちも吹き飛んだ。行く前からクズの処理ばかり考えてどうする。そんな中でも楽しいものを見つけて、いや、奴など無視して他の面子との楽しい時間を過ごせばいいと思えてきたのだ。

実際、野郎のくだらない話は展開したが、そんなことはどうでもよかった。あの場であの歌を聞き、ああいう気持ちになれたことが何より大きかった。ろくに社会に出てもいないのにしたり顔のクズのことなど、どうだっていい話である。

指摘を受け入れられない

非効率なエクセルの使い方をしていた上司がいたので、提案として効率的なやり方を教えたところ、あまりいい顔をされなかった。そりゃ何時間もかけて入力したあとに、何倍もの速さでできると知ったら嬉しくはないだろう。馬鹿を見た気分にもなるだろう。しかし、だからといって教えられてイラつくのは子どものすることではないか。まぁ、翌日には素直に指摘を認めたようだが。

 

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