職場で「もしもし」と言うだろうか

記入日:2006/9/14

たま~に来る専務に新人が挨拶をしていた。紹介の場を設けられなくても、自分から向かっていって名前を覚えられる。「ああ、サラリーマンっぽいな」と少し感心した。私はまぁ、正社員じゃないので(正社員候補でもない)、そこまですることもなかろうと特に何もしないでいる。

というか、そんな発想すらなかった。ずっと狭い業界にいたせいか、その業界にないものを見ると、「ああ、一般的な社会はこうなのか」という気になる。一般的、と書いたのは俗に言う「業界の常識は世間の非常識」なところにいたからだ。

こういうのをひとつ取ってみても、いわゆる会社と呼ぶべきものに就職したことがない作家が、どれだけ世の中を書けるのだろうかと思ってしまう。まともに書けるのは、学生時代くらいのものじゃないか、と。アーティストも然りだ。そこに前にも書いたような感覚の開きが起こり、真っ当な働き手が共感出来る作品というのが少なくなっている気がしないでもない。

とある番組で、職場での出来事の再現VTRがあった。そこで男の社員が電話を取り、「もしもし」と話し始めた。そのとき、「おい、待てよ」と思ってしまった。今いる会社だったら、「もしもし」はあり得ない。取って言うのは社名である。「はい、○○です」と。内線であっても、「もしもし」から入るヤツっていうのはどうだろう? そう思ったとき、先に書いたことを強く感じた。

(だからだよ、歌と言えば「夢を諦めるな~」とか「愛は素晴らし~い」ってな歌詞しか書けないのは)  話は変わり、ネット関係は急に有料化するという話題。よく最初は無料で会員を集め、ある一定数に達したら有料化するケースがある。会員は例え有料化しても、そのサービスが必要なために金銭を払う。最初は無料だから利用していたのに、いつしか金を払わされている。

しかし、こういうのは本当のところどうなのだろう? うちの会社で問題になっているケースで言えば、今まで登録してきたデータというものがあり、そこには少なくないコストが割かれているわけである。それを急に有料化します、金を払わないとデータを削除しますというのは、法的に完全にセーフと言えるのだろうか?

法律の勉強をしたことがないので何とも言えないが、そこにあるデータは個人的な情報であり、ここを最初に使用する際に、有料化に伴うデータ削除の断りはなかった。データ自体はサービス提供側が運営するサーバー内にあるとはいえ、データそのものの所有権みたいなものは入力側にあるのではないのか? それを急な有料化に伴って削除を初めてもいいものなのか? 私としての答えはないが、こんな話があったことを覚えておくために、書いておくことにする。

聞かれる日々

この間、まずい説明をしたこと等があったので、新人に質問されることは少なくなるだろうと思っていたが、他に聞く人がいないのか、それとも聞きやすいのか、相変わらず聞かれる毎日である。

他にあのソフトを使えるのは、というか一応使えることになっているのは例のネギ抜きお坊ちゃんと、忙しい店長くらいのものだから仕方がない。別に聞かれるのが嫌ってわけじゃないが、全部を全部知っているわけじゃないので、何ともね。私だって、ここで働き初めてから3ヶ月ちょっとだもの。

味に無頓着

仕事の合間にでもと、某有名ホテルのカステラを出された。善意を無碍には出来ないので素直に受け取ったが、私という人間は仕事中に食い物を渡されてもあまり嬉しいとは思わない。なんか、邪魔くさいな~くらいの感覚なのである。

どんなにいいものであろうとも、お菓子に関しては味に敏感でないのか、何の感慨もなくぺろっと食べて終わりなのだ。あの手のものの味に感動を覚える人が羨ましい。

 

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