決して失敗しなかった者

記入日:2007/9/17

何度か書いてきた職場の使えない経理の話。今日も振り込んでいなければいけないお金を持ったままでいたために、お客からクレームが来てしまった。基本的に彼は指示されなければ何もできないヤツなので、ただ資料とお金だけ渡されても「わからないから」という理由でため込んでしまうのだ。わからなければ、わかる人に聴けばいいという当たり前の発想は彼にはない。

そう言えば、前にいた会社でも似たようなヤツがいた。やらなければいけない仕事をやれと言ったら、「やり方がわからない」と言って手を付けないバカがいた。そいつはその分野を担当していたにも関わらずだ。わからないんだったらわかる人に聞けと言っても、なかなか動かずに日がな一日ネットサーフィンをしているようだった。後でクビになったそうだが。

話を戻して経理の彼のこと。この彼のある意味凄いところは、今日のような失敗があって注意されたとしても、まったく堪えていないところである。すべてを聞き流しているのだ。「あ~、何か言われた」という顔をしている。前もクレーム対応である場所に行ったところ、何にも対処出来ずに文句を言われたらしいが、そこに行ったことすら今となっては忘れているのだから恐ろしい。

彼にとって忠告とは無意味以外の何ものでもないのかもしれない。それで社会人をやっていられるのだから、寛大な会社と言うべきなのだろうか。それにしても恐るべきは彼の過ちリセット機能である。『決して失敗しなかった者は、何もしなかった者である(ロマン・ロラン)』という格言があるが、そこに彼の言動も考慮して付け加えておきたい。『決して失敗しなかった者は、何も覚えていない者である』

陰口

職場の飲み会だった。遅れてくる店舗の責任者を待つあいだ、その人の言動についての陰口のようなものがあった。今日、彼の人は営業の女性一名と所用で他県に行った。用事さえ済めば、二・三時間で充分に帰ってこられるはずだった。しかし、戻ってきたのは五時間近く経った後だった。

その間、二人の人間がいないことになる。加えて、今日は残った社員にも外出しなくてはいけない用事があった。それは朝のミーティングでも言ったとおりだ。つまり、ある時間帯に極度の人手不足に陥ったのだ。予想出来た自体である。つまり、一言で言えばさっさと帰ってくるべきところを、いったい何をして五時間もかかったのかということだ。

前々から彼の人は同行した女性に気があるような感じだったので、仲良くのんびり昼飯でも食っていたんだろうという話が出た。平たく言えば、遊んでいたんだろうと。こっちは忙しいのに、というわけである。おまけに、飲み会で早く仕事を切り上げることに関して、社長が不満をぶちまけたようだった。

その彼の人らに話があるんだ、何で早く帰るんだというものだ。責任者側はいきなり言われても、こっちは前からの予定だったと主張。まぁ、社長はそんなこと初めて聴いただろうが……。それに関しては、飲みの席で某女史が「定時は七時だよ。遅くって……ねぇ?」と正論を展開。まったく、うちの経営陣は自己中でイケナイ。

話は変わって驚きの年収を久々に見た。22歳、ボディセラピストだかなんだか……。一応、経営者だったかな? で、年収が4100万。ちまちま働くのが馬鹿らしいねぇ~。社会人のマナーが大事? 経験が物を言う? 学歴? いやいや、商才こそが最重要。大きな金を稼いで、それを運用したら何も及ばない。

 

ランダム・ピックアップ